清凉寺(嵯峨釈迦堂)

清凉寺 本堂

清凉寺の概要

現在の清凉寺の寺域には、かつて嵯峨天皇の皇子で源氏物語の主人公 光源氏のモデルとも言われる源融(みなもとのとおる)の山荘 棲霞観(せいかかん)があった。

源融が亡くなった後の寛平八年(895)、山荘の跡地に阿弥陀三尊像を祀るお堂が建立され棲霞寺(せいかじ)というお寺が開かれた。

天慶八年(945)に重明親王妃が棲霞寺に新堂を建てて釈迦如来を安置し、この頃より釈迦堂という通称で呼ばれるようになったという。

寛和五年(985)、宋に渡っていた奈良県 東大寺の奝然(ちょうねん)が現在の本尊である釈迦如来像を持ち帰り、愛宕山(おたぎやま)を中国の五台山にみたてて大清凉寺の創建を計画したが志半ばで頓挫。

永延元年(987)に奝然の遺志をついだ弟子 盛算が棲霞寺のお堂に釈迦如来像を祀り清凉寺へと改称した。

応仁の乱(1467 〜 1477)を始めとした戦火や天災によって度々焼失しており、現存する建築物の大半は江戸時代の再建である。

清凉寺 多宝塔の紅葉

清凉寺の見どころ

本尊 釈迦如来像と霊宝館

清凉寺の本尊の釈迦如来像は信州善光寺(長野県)四条にある因幡薬師のものとならび日本三如来の一つに数えられ、国宝の指定も受けている。

この仏像は開基 奝然が宋の仏師に彫刻させたもので、37歳の頃の釈迦の姿の生き写しとされ「生きているお釈迦さま」とも称される。

清凉寺 釈迦如来

同時代の日本や中国には類例のない形式をしていることから「清凉寺式釈迦像」と呼ばれ、後に多くの模造が制作された。

昭和二十八年(1953)には釈迦如来の内部から五臓六腑を型どった胎内物が発見され、当時の中国の解剖学の進捗を伝える貴重な遺構とされている。

本尊の御開帳は毎月8日の11:00以降と繁忙期の4、5、10、11月のみ。

また毎年4月 〜 5月と10月 〜 11月に特別公開される霊宝館では、前身となる棲霞寺の本尊 「阿弥陀三尊像(平安時代 / 国宝)」や「普賢菩薩騎像、文殊菩薩騎獅像(平安時代)」など貴重な仏像を鑑賞できる。

清凉寺 阿弥陀三尊像

一切経蔵

清凉寺 一切経蔵

清凉寺の境内東側にある一切経蔵は江戸時代中期の建築とされる。

内部の輪蔵を一回転させると一切経を読んだ時と等しい徳があるという。1回100円。

4月の嵯峨大念仏狂言

清凉寺で毎年4月の第一日曜、第二土曜と日曜に催される「嵯峨大念仏狂言」は壬生寺引接寺(千本ゑんま堂)のものと並び京都の三大念仏狂言に数えられる。

鎌倉時代に円覚が融通念仏の布教のためにはじめたとされ、室町時代、清凉寺は念仏の大道場として名を馳せていたという。

写経会

清凉寺では毎月第四日曜の10時から写経会を開催している。

清凉寺 写真撮影の注意事項

お堂や霊宝館の内部は撮影禁止。

清凉寺の混雑

空いている日が多い。

清凉寺の御朱印

清凉寺の御朱印

300円。

清凉寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 嵐電「嵐山駅」徒歩15分
  • JR線「嵯峨嵐山駅」徒歩12分
  • 市バス(系統:28、91)「嵯峨釈迦堂前」徒歩すぐ
  • 京都バス(系統:62、72、90、92、94)「嵯峨釈迦堂前」徒歩すぐ

駐車場

清凉寺の駐車場

境内東側に広い有料駐車場がある。

湯豆腐「竹仙」で食事をすると割引がある。

清凉寺の基本情報

清凉寺 仁王門

  • 名前:せいりょうじ / seiryoji / さがしゃかどう / sagashakadou
  • 創建:987年
  • 山号:五台山
  • 開山 / 開基:奝然
  • 宗派: 浄土宗
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報:http://seiryoji.or.jp
  • 観光エリア:嵐山・嵯峨野
  • 住所:〒616-8447 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46( →地図でみる
  • 受付時間:境内自由 / 9:00 ~ 16:00(桜や紅葉シーズンは17:00)
  • 拝観料:境内自由 / 本堂と庭園 400円
  • 所要時間の目安:30分 〜 1時間