正寿院(風鈴寺)

正寿院 即天の間の猪目窓と天井画

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正寿院の概要

正寿院は、鎌倉時代頃に飯尾山医王教寺(現在は廃寺)という古寺の塔頭寺院として創建されたと伝わるが、安土桃山時代と江戸時代に火災で資料ともども焼失しており詳しい由緒は不明である。

慶長年間(1596 〜 1615)に祐胤大徳によって再興されたという。

正寿院が所蔵する鎌倉時代に快慶が彫刻した不動明王坐像は、醍醐寺 三宝院の弥勒菩薩坐像との類似性が指摘されている貴重な逸品(平時は奈良国立博物館に寄託)である。

本尊の十一面観音は半世紀に一度のみ開帳される秘仏となっている。

正寿院の見どころ

猪目窓と天井画

正寿院 即天の間と猪目窓

正寿院の客殿は2010年代に新築されたもので、即天の間にあるハート型の「猪目窓(いのめまど)」と日本画家によって描かれた「160枚の天井画」で知られる。

正寿院 猪目窓と新緑

窓からは桜、新緑、紅葉など四季折々の景色を眺めることができる。

風鈴祭

正寿院 風鈴祭

正寿院では、毎年6月1日 〜 9月18日まで風鈴祭が催され京都の「風鈴寺」とも呼ばれる。

期間中は全国津々浦々の技法で作られたたくさんの風鈴で境内が彩られる。

2018年の風鈴祭は混雑緩和のため完全予約制の拝観のみとなった(2019年は予約不要)ため、風鈴祭の時期に参拝する際は事前に公式のTwitterなどをチェックしておいたほうがよい。

桜とライトアップ

正寿院 猪目窓と桜

正寿院の客殿の周囲には春になるとソメイヨシノが咲く桜の名所でもある。

例年、完全予約制(手続きは公式サイトから)のライトアップも行われる。

正寿院 猪目窓の桜ライトアップ

ライトアップは年によって行われない可能性があります。必ず最新情報を確認してから訪問してください。

写経・写仏体験

正寿院では完全予約制の写経・写仏体験を実施している。

正寿院 写真撮影の注意事項

正寿院 猪目窓と新緑

特になし。

猪目窓の写真撮影は日によっては列ができるため、譲り合いの心がけが必要。

正寿院の混雑

アクセスが悪いため平時は空いている日が多い。

風鈴祭りの時期は混雑する。

正寿院の御朱印

正寿院の御朱印

300円。種類は複数ある。

正寿院のアクセス

住所と地図のリンク

宇治駅(平等院周辺)から正寿院まで車で約30分、京都駅からは1時間ほど。

電車 バス

  • 京阪バス「維中前(いちゅうまえ)」からタクシーで20分

JR、または京阪電車の宇治駅から京阪バスに乗車し「維中前」バス停で下車(約30分)。

タクシーに乗り換えで約20分(維中前から正寿院まで約2500円)。電話番号はバス停に書いてある。

また3月から12月の土、休日ダイヤの日のみ宇治駅周辺から正寿院前まで直通の「宇治茶バス」あり。

京都駅からレンタカー利用が一番おすすめ。

「バス1日乗車券」、「地下鉄・バス1日乗車券」いずれも対象外のエリアです。1日乗車券のエリア外料金は現金払いのみで差額をICカードで支払うことはできません(全額支払いならばICカードOK)。

駐車場

正寿院 駐車場

無料の駐車場がある。

正寿院の基本情報

  • 名前:しょうじゅいん / shoujuin
  • 公式情報:http://shoujuin.boo.jp
  • 観光エリア:宇治
  • 住所:〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 16:30(11月 〜 3月は16:00) / 4月の第三日曜、8/17、12/26 〜 1/4は拝観謝絶
  • 拝観料:600円 / ライトアップ 1000円
  • 所要時間の目安:1時間