興聖寺

興聖寺の法堂

興聖寺の概要

興聖寺は、宋から帰国した日本曹洞宗の開祖 道元が天福元年(1233)に建仁寺から移り住む際に建立した道場にはじまるという。

創建時は伏見の深草にあったが、延暦寺との対立で荒廃し長年に渡り衰退していた。

慶安元年(1648)に淀城主の永井尚政が万安英種(ばんなんえいじゅ)を開山に招いて菩提寺として再興。

後水尾天皇や東福門院の支援を受けて禅道場として栄えた。

現在の寺域はかつて宇治七名園の一つと呼ばれた朝日茶園の跡地に位置する。

本堂は伏見城の遺構を移築したもので、天井は自陣した鳥居元忠らの血痕が残る「血天井」として知られる。

興聖寺の血天井

本尊の釈迦如来はもともと摂津国に安置されていたもので、道元本人による彫刻とも言われる。

また祠堂殿に祀られている手習観音は源氏物語の「宇治十帖」に登場する手習の社にあったものと伝わる。

興聖寺 手習観音

興聖寺の見どころ

琴坂と庭園

興聖寺 新緑の琴坂

興聖寺の参道は「琴坂」と呼ばれ、宇治を代表する新緑やもみじの名所として知られている。

庭園は4月から5月頃にかけてツツジやサツキに彩られる。

興聖寺の庭園と法堂

座禅体験

興聖寺 座禅会場

興聖寺では、毎月第一、第三日曜の9時から予約不要の坐禅会を実施。参加費も無料。

その他事前予約による座禅体験もできる。

興聖寺 写真撮影の注意事項

興聖寺の庭園と門

特になし。

興聖寺の混雑

空いている日が多い。

興聖寺の御朱印

興聖寺の御朱印

300円。

興聖寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • JR線「宇治駅」徒歩20分
  • 京阪電車「宇治駅」徒歩15分
「バス1日乗車券」、「地下鉄・バス1日乗車券」いずれも対象外のエリアです。1日乗車券のエリア外料金は現金払いのみで差額をICカードで支払うことはできません(全額支払いならばICカードOK)。

駐車場

興聖寺の駐車場

参道を上った先に駐車場がある。駐車料金は自己申告で拝観料とともに支払う。

興聖寺の基本情報

興聖寺 参道入り口

  • 名前:こうしょうじ / koushouji
  • 創建:1233年
  • 山号:仏徳山
  • 開山 / 開基:道元
  • 宗派: 曹洞宗
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報:http://www.uji-koushouji.jp/index.html
  • 観光エリア:宇治
  • 住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27−1( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 17:00(お堂内部。開門は5:00)
  • 拝観料:300円
  • 所要時間の目安:30分 〜 1時間