瑠璃光院

瑠璃光院 新緑が反射する写経机

瑠璃光院の概要

八瀬は壬申の乱(672)で背中に矢傷を負った大海人皇子(おおあまのおうじ、後の天武天皇)が「八瀬のかま風呂」で傷を癒やした地として知られ、このことから「矢背」と表記されることもある。

貴族や武家が平穏を求めて訪れる地として長年に渡り愛されてきた場所であり、明治時代には京都電燈などの会社を興した実業家、政治家である田中源太郎の所有地であった。

この地に田中の別荘「喜鶴亭(きかくてい、命名は三条実美)」が建てられ、田中の死後も京都電燈の関係者によって所有されてきた。

現在の建物と庭園は昭和初期頃に造営されたもので、数寄屋造りの建物は中村外二、庭園は佐野藤右衛門一統によるものと伝わる。

その後、建物と庭は高級旅館として活用されていたが2000年代初頭に廃業。

岐阜県にある無寿山 光明寺によって買収され、光明寺京都本院 瑠璃光院として新たな歴史を歩み始めた。

瑠璃光院は春と秋のみの特別公開です。

2020年秋の公開期間は「10月1日から12月20日まで」の予定。

今年は完全予約制のため、「前日17時までに公式サイトからの予約申し込み」が必要になります!

例年、紅葉の最盛期は「11月25日前後」になることが多いです。

瑠璃光院の見どころ

写経机に反射する新緑と紅葉

瑠璃光院 新緑の写経部屋

瑠璃光院の一番の魅力は、書院2階の写経机に反射するもみじの絶景。京都ではそもそも建物の2階に登れる寺院自体が希少である。

例年、紅葉の最盛期は11月の下旬(20日〜)頃。

瑠璃光院 紅葉が反射した写経机

一昔前は紅葉シーズンでも人がまばらな知る人ぞ知る穴場だったが、現在は京都でも指折りの人気観光地となっている。

瑠璃の庭

瑠璃光院 新緑の瑠璃の庭

書院1階から眺められる苔庭は、光の具合によって庭園が瑠璃色に輝く瞬間があることから「瑠璃の庭」と呼ばれる。

庭園のもみじは全てこの地で自生したもので、作庭のために新たに植え直したものはないと言われている。

有料の抹茶席からゆっくりと庭園を眺めることも可能。

瑠璃光院 瑠璃の庭の紅葉

その他、瑠璃光院には門をくぐった先にある「山露路の庭」、茶室「喜鶴亭」の前に広がる「臥龍の庭」がある。

瑠璃光院 山露路の庭の紅葉

山露路の庭の紅葉

写経体験

瑠璃光院 写経机

瑠璃光院では、任意で簡易の写経体験ができる。料金は拝観料に含まれる。

もみじの反射が有名な机も本来は写経するためのもので、現在のようにフォトスポットとして有名になる前は皆静かにあの机で写経を行っていた。

完全予約制の新緑、紅葉ライトアップ

瑠璃光院 新緑ライトアップ

瑠璃光院では土日、祝日に完全予約制のライトアップも実施。

近年は春、秋ともに開催されており、瑠璃の庭では音楽家による演奏なども行われる。

瑠璃光院 紅葉ライトアップ

瑠璃光院 瑠璃の庭 紅葉ライトアップ

叡山ケーブルの往復乗車券もセットになっており、天気がよければケーブルカーから京都の夜景を一望できる。

料金は7000〜8000円程度(2018年時点、出町柳駅 〜 八瀬比叡山口駅の往復乗車券、叡山ケーブルの往復乗車券付き)と高額だが、人数制限があり混雑を避けて快適な時間を過ごすことが可能。

    瑠璃光院 ライトアップの拝観手順

  • ネットから予約申し込み、事前に支払い
  • 当日、指定された時間に「叡山電車 出町柳駅」で入場券を受け取る
  • 瑠璃光院のライトアップを拝観

ライトアップは年によって行われない可能性があります。必ず最新情報を確認してから訪問してください。

八瀬 もみじの小径

瑠璃光院のすぐ近くにあるケーブルカー 八瀬駅の前には「もみじの小径」という散策路がある。拝観のついでに立ち寄ってみるとよい。

瑠璃光院 写真撮影の注意事項

瑠璃光院 新緑の写経部屋

三脚、自撮り棒禁止。写経机の上にカメラを置くのはOK。

2017年の秋からみんながカメラを向ける書院2階の窓際は立入禁止になったため、混雑していても定番構図の写真撮影はしやすい。

有名なフォトスポットなので一部マナーの悪いカメラマンもいるが、同じ場所をずっと占領している人などはスタッフが定期的に声をかけて移動させてくれる。

瑠璃光院の混雑

瑠璃光院の建物内は狭いため、一度に入場できる人数に制限がある。

瑠璃光院 混雑時の整理券

    混雑時の入場手順

  • チケット売り場で整理券を購入
  • 整理券に書かれた時間に集合場所へ行く
  • 門の前まで一斉に移動し、再び入場列に並ぶ

紅葉シーズンは平日でも2時間以上(最長で4時間以上になったことも)の待ち時間が発生することもあるため、朝早く到着して1順目で入場できるようにするとよい。

一度入場した後は混雑時でも比較的ゆったりと拝観することが可能。

写経部屋の混雑 / 入場制限のおかげで比較的余裕がある

春の特別拝観は、ゴールデンウィークなどの連休を除き待ち時間が発生するほどには混雑していないことが多い。

瑠璃光院の御朱印

瑠璃光院の御朱印

書き置きのみで料金は拝観料に含まれる。

庭を出た先(出口付近)に置いてあるので自分で日付を書き込んで持ち帰る。

瑠璃光院のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 京都バス(系統:10、16、17、18、19)「八瀬駅前」徒歩5分
  • 叡山電車「八瀬比叡山口駅」徒歩5分
バス1日乗車券の対象エリア外です。「地下鉄・バス1日乗車券」ならば対象エリアに含まれます(JRバスは1日乗車券の対象外なので注意が必要です)

駐車場

瑠璃光院 八瀬駅前の私営駐車場

寺院の駐車場はないが、最寄り駅の「八瀬比叡山口駅」の前に私営の駐車場があり終日800円で駐車できる。

ただしこの駐車場が満車だった場合、近隣にコインパーキングなどはなく身動きがとれなくなる。

上述の通り、混雑時の瑠璃光院は2時間以上の待ち時間が発生することもあるため駐車場の空き待ちも現実的ではなく車での参拝は控えたほうがよい。

瑠璃光院の基本情報

  • 名前:るりこういん / rurikouin
  • 創建:明治〜昭和
  • 山号:無量寿山
  • 開山 / 開基:
  • 宗派:浄土真宗
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報:http://rurikoin.komyoji.com
  • 観光エリア:八瀬・修学院・一乗寺
  • 住所:〒606-0067 京都府京都市左京区上高野東山55( →地図でみる
  • 受付時間:10:00 ~ 17:00
  • 拝観料:2000円(学生証、障害者手帳の提示で半額
  • 所要時間の目安:1時間