二尊院

二尊院の本堂

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二尊院の概要

二尊院は、承和年間(834 〜 847)に嵯峨天皇の勅命を受けた慈覚大師 円仁(えんにん)が創建した二尊教院華台寺(にそんきょういんけだいじ)にはじまるという。

二尊院という寺名は人々を極楽浄土へ送る「発遣(ほっけん)の釈迦」、彼岸へ迎える「来迎の阿弥陀」という二対の本尊に由来。どちらも鎌倉時代の彫刻である。

応仁の乱(1467 〜 1477)で焼失した後、永正年間(1504 〜 1521)に広明恵教(こうみょうえきょう)が三条西実隆(さんじょうにしさねたか)の援助を受けて再興した。

本堂はこの時に御所の紫宸殿を模して再建されたものが現存する。唐門(勅使門)も同時期の再建である。

総門は慶長十八年(1613)に豪商 角倉了以(すみのくらりょうい)によって移築された伏見城の薬医門と伝わる。

茶室 御園亭は後水尾天皇の皇女 賀子内親王(よしこないしんのう)の化粧殿を元禄十年(1697)に移築したもの。普段は非公開だが定期的に特別拝観が行われ抹茶席が設けられる。

二尊院は皇室との関係が深く明治維新までは何度も勅使が派遣されているほか、二条家、三条家、鷹司(たかつかさ)家などの旧摂関家や豪商 角倉家の菩提寺であり、境内には多くの公家の墓地がある。

また現存する法然の御影の中で最も古いとされる「法然上人足曳きの御影」など数多くの寺宝も所蔵している。

二尊院の見どころ

紅葉の馬場

二尊院 秋の紅葉の馬場

二尊院の総門をくぐった先にある参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、新緑や紅葉の名所として知られる。

同じくもみじの名所として名高い常寂光寺がすぐ近くにあるので、一緒に参拝するとよい。

二尊院 紅葉の馬場の新緑

二尊院 写真撮影の注意事項

二尊院の鐘楼

仏像など一部撮影禁止の場所あり。

二尊院の混雑

平時は空いている日が多い。

紅葉シーズンは混雑する。

二尊院の御朱印

二尊院の御朱印

300円。種類は複数ある。

二尊院のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 嵐電「嵐山駅」徒歩15分
  • JR線「嵯峨嵐山駅」徒歩20分
  • 市バス(系統:28、91)「嵯峨釈迦堂前」徒歩10分
  • 京都バス(系統:62、72、90、92、94)「嵯峨釈迦堂前」徒歩10分

駐車場

二尊院の駐車場

門の前に無料の駐車場がある。

紅葉シーズンは狭い道に歩行者が溢れて危険なため清凉寺の有料駐車場などを利用したほうがよい。

二尊院の基本情報

二尊院 総門

  • 名前:にそんいん / nisonin
  • 創建:834 〜 847年
  • 山号:小倉山
  • 開山 / 開基:円仁 / 嵯峨天皇
  • 宗派: 天台宗
  • 本尊:釈迦如来 / 阿弥陀如来
  • 公式情報:http://nisonin.jp
  • 観光エリア:嵐山・嵯峨野
  • 住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 16:30
  • 拝観料:500円
  • 所要時間の目安:30分