東福寺

東福寺 臥雲橋から通天橋の新緑を眺める

当サイトではASP各社を通じて広告リンクを掲載しています

東福寺の概要

東福寺は、嘉禎二年(1236)に関白 藤原(九条)道家が円爾(えんに、聖一国師とも)を開山に招いて九條家の菩提寺として創建した。

寺名は奈良県の「東大寺」に並ぶ規模の寺院を目指し、教行は「興福寺」にならったことに由来。

開山の円爾は天皇から初めて国師の号を賜った高僧であり、天台・真言・禅の三宗兼学の寺院として大伽藍が建立されたが、創建から間もない鎌倉時代末期にそのほとんどが焼失してしまった。

貞和三年(1347)に仏殿が再建された後、至徳三年(1386)には京都五山の第四位に列せられるなど寺勢を回復し、足利家、豊臣秀吉、徳川家ら歴代の将軍らにも篤く信仰されて大伽藍が形成された。

東福寺の境内には、度重なる戦乱や天災を乗り越えた中世の建築が現在も数多く残っている。

三門は室町時代初期に再建されたもので京都三大門の一つに数えられ、国宝にも指定されている。

東福寺 三門 

そのほか、六波羅探題にあったとされる六波羅門、亀山天皇の御所から移築した月下門(いずれも鎌倉時代)、禅堂・浴室・東司・愛染堂・十三重石塔(室町時代)など数多くの遺構が現存する。

明治十四年(1881)の火災で仏殿、方丈、法堂を焼失しており、これらのみ明治から昭和時代にかけての再建である。

東福寺の見どころ

三名橋と紅葉・青もみじ

東福寺 通天橋と洗玉澗の紅葉

広い東福寺の境内は洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷にまたがって造営されており、「臥雲橋(がうんきょう)」、「通天橋(つうてんきょう)」、「偃月橋(えんげつきょう)」という3つの橋を通って行き来する。

これらの橋周辺は永観堂と並び京都屈指の新緑・紅葉名所として名高く、特に秋は40万人もの参拝者があるという。

東福寺の紅葉が美しく映えるのは、秋に葉を落とす桜の木が境内に一本もないというのが理由の一つである。

室町時代、画僧 明兆が四代将軍 義持に「大涅槃図」を献上した見返りに、「僧たちの修行の妨げになるから境内の美しい桜の木々を伐採してほしい」と頼んだためという。

東福寺 通天橋の新緑

方丈庭園「八相の庭」

東福寺の方丈には昭和時代に重森三玲が作庭した「八相の庭」がある。

南庭は巨大な石組みで「蓬莱」、「方丈」、「瀛州(えいじゅう)」、「壷梁(こりょう)」の蓬莱神仙思想に基づいた四仙島を配し、筑山で「五山」を、白砂で「八海」を表現している。

東福寺 方丈 南庭

西庭は刈り込まれたさつきと白砂で正方形を型取り、「井田市松(せいでんいちまつ)」と称される。

東福寺 方丈 西庭

北庭は苔と敷石で市松模様をつくり、その上にはサツキともみじが広がる。

東福寺 方丈北庭の紅葉

東庭は白砂で描いた雲の中に円柱の石で「北斗七星」が構成されている。

東福寺 方丈 東庭

四つの庭に散りばめられた八の要素を「八相成道(釈迦の生涯におきた八つの重大な事)」に見立てて「八相の庭」と名付けられた。

青もみじ・紅葉ライトアップ

東福寺 通天橋の紅葉ライトアップ

東福寺は近年になって青もみじと紅葉のライトアップを行っている。

予約制になることが多いため、事前に→ 公式サイトを要確認。

東福寺 紅葉ライトアップ

ライトアップは年によって行われない可能性があります。必ず最新情報を確認してから訪問してください。

座禅体験

東福寺では、毎週日曜日の朝6:30から坐禅会を開催している。予約は不要で10分前集合が厳守。

塔頭寺院の拝観

東福寺の周辺には多くの塔頭寺院があり、通年公開されているもの、期間限定で公開されるものなどがある。

いずれも庭園や仏像など一見の価値がある名所揃いなので、時間があれば参拝してみるとよい。

東福寺 写真撮影の注意事項

三脚、自撮り棒禁止。仏殿内部などは撮影不可。

2016年より紅葉シーズンは通天橋と臥雲橋の上からの写真撮影が禁止になったが、ツアーの早朝拝観などでは現在も撮影できることがある。

撮影禁止は参拝者の円滑な通行と転落防止が目的のため、門の外にあり24時間通行できる臥雲橋は人の少ない早朝ならば紅葉シーズンでも撮影できる。

東福寺 臥雲橋から通天橋の紅葉を眺める

臥雲橋から見た通天橋 / 紅葉シーズンは早朝のみ撮影可能

東福寺の混雑

東福寺 通天橋の紅葉

平時は空いている日が多い。新緑の季節は特におすすめ。

紅葉シーズンは開門前から1000人以上の列ができ終日大混雑となる

別の入口から団体客が入場してくるため、早くから並んでも時間を無駄にするだけでほとんど意味がない。

開門から30分後の9時くらいには一段落して拝観券売り場の行列もなくなるので、近くの光明院などを拝観してからゆったりと向かうほうがよい。

東福寺の御朱印

500円。通天橋の受付で授与される。

紅葉シーズンは書き置きのみで紅葉スタンプがつく。

東福寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • JR線「東福寺駅」徒歩5分
  • 京阪電車「東福寺駅」徒歩5分
  • 市バス(系統:88、202、207、208)「東福寺」徒歩8分

駐車場

東福寺の駐車場

境内の北西部(東大路通の東福寺バス停の方面)に無料の駐車場があるが、11月の紅葉シーズンは閉鎖されるため駐車不可。

東大路通の東福寺バス停の近くと勝林寺の辺りにコインパーキングがあるが、京都駅からも1駅で電車でのアクセスがいいため紅葉シーズンは車での参拝は控えたほうがよい。

東福寺 コインパーキング

勝林寺の前にあるタイムズのコインパーキング

東福寺の基本情報

  • 名前:とうふくじ / toufukuji
  • 創建:1236年
  • 山号:慧日山
  • 開山 / 開基:円爾 / 九条道家
  • 宗派: 臨済宗東福寺派大本山
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報:http://www.tofukuji.jp/index.html
  • 観光エリア:東寺・東福寺・伏見稲荷大社
  • 住所:〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 16:00(秋の特別拝観終了から3月までは15:30) / 8:30 〜 16:00(11月の紅葉シーズン)
  • 拝観料:境内参拝自由 / 本坊庭園 500円 / 通天橋 600円 紅葉シーズンは1000円
  • 所要時間の目安:1時間30分