清水寺|【世界遺産】

清水寺の舞台

清水寺の概要

宝亀九年(778)、奈良県にある興福寺の修行僧 延鎮(※当時は賢心と名乗っていた)は夢の中で聞いたお告げに従い北へ赴き、音羽山の滝へたどり着いた。

滝で修行を続けていた仙人 行叡居士(ぎょうえいこじ)は延鎮に霊木を託し、この霊地を守っていくよう伝えて姿を消したという。

延鎮は仙人の言葉通りに霊木で千手観音像を彫刻し、仙人が住んでいた草庵に安置した。これが清水寺のはじまりとされる。

それから二年後の宝亀十一年(780)、音羽山へ鹿狩りに訪れた坂上田村麻呂は延鎮と出会い、霊場における無益な殺生を戒められた。

延鎮の教えに帰依した坂上田村麻呂によって十一面千手観世音菩薩を本尊とする寺院が開創され、弘仁元年(810)嵯峨天皇の勅許を得て鎮護国家の道場となる。

清水寺という寺名は音羽の滝の清流に由来。

清水寺は長きに渡り開山の延鎮の出身寺である奈良県 興福寺の末寺であり、対立する延暦寺から攻撃を受けて何度も焼失している。

現在の本堂は寛永十年(1633)に徳川家光によって再建されたもので、伽藍にある他の建物も同時期の造営。

昭和四十年(1965)に法相宗から独立し、北法相宗の大本山となった。

平成六年(1994)にはユネスコ世界遺産に登録されている。

清水寺の見どころ

本堂と清水の舞台

清水寺の舞台を下から見上げたところ

清水寺の本堂(国宝)はことわざでも有名な「清水の舞台」で広く知られている。

本堂は急な斜面に懸け造りという工法で建立されており、木材の接合に釘が一切使われていないのが特徴。

焼失したことはあれど、地震等で崩れたことは歴史上一度もなく、その堅固さ、耐震性の高さは現代の建築技術からみても注目すべき点が多いという。

清水寺の舞台

本堂に安置された本尊 十一面千手観音は秘仏であり33年に一度(次回は2033年)開帳される。普段は本尊を模倣して彫刻された前立仏が厨子の前に立っている。

同じく秘仏である地蔵菩薩と毘沙門天は延鎮が坂上田村麻呂の蝦夷征伐の武運を祈って制作したという伝説がある。

音羽の滝

奥の院の真下にある音羽の滝は清水寺発祥の地であり、現在も創建時と変わらず清流がそそいでいる。

本来は水垢離(みずごり、滝行のこと)の場であったが、参拝者が増えたため水を三本にわけて簡単にご利益を授かれるようにしたという。

観光ガイドなどでは3本それぞれによってご利益が違うなどと書かれていることがあるが、そういった事実はなく水を選んでも無意味という注意書きも書いてある。

桜と紅葉の名所

清水寺 三重塔と桜

清水寺の境内は桜、紅葉名所として知られ、春と秋にはさらに多くの参拝客で賑わう。

夜間特別拝観 ライトアップ

清水寺 舞台のライトアップ

清水寺は桜や紅葉シーズンに夜間特別拝観を実施。

昼夜入れ替え制で料金は400円。受付時間は17:30 〜 21:00。

ライトアップは年によって行われない可能性があります。必ず最新情報を確認してから訪問してください。

千日詣り

毎年8月14日 〜 16日は千日詣りが行われ、夜の21時まで拝観できる。

千日詣りの期間は普段は入れない本堂の内陣まで参拝することが可能。五山の送り火(16日)を見に行くのであれば、ぜひ清水寺にも立ち寄っておきたい。

縁結びの神 地主神社

地主神社の鳥居

清水寺の境内には地主神社という縁結びで有名な社がある。

こちらもぜひ参拝しておきたい。

成就院の「月の庭」

成就院の門

清水寺の境内にある塔頭寺院「成就院」は春と秋に期間限定で公開され、「洛中雪月花三名園」の一つ「月の庭」を鑑賞できる(写真撮影禁止)。

拝観できる時期に清水寺を参拝した際はぜひ立ち寄っておきたい。

清水寺 写真撮影の注意事項

奥の院の上(本堂の写真撮影スポット)は三脚禁止。

本堂内陣、仏像は撮影不可。

清水寺の混雑

年中人が多く混雑が激しい。

御朱印等がいらないのであれば早朝に参拝すると混雑を避けられる。

清水寺の御朱印

清水寺 本堂の御朱印

300円。本堂、阿弥陀堂、奥の院、音羽の滝の四ヵ所ある。

清水寺は6時から入場できるが、御朱印の受付は9:00頃からなので要注意。

清水寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 京阪電車「清水五条駅」徒歩25分
  • 市バス(系統:80、86、急行100、急行106、急行110、202、206、207)「五条坂」徒歩10分
  • 市バス(系統:80、86、急行100、急行106、急行110、202、206、207)「清水道」徒歩10分

駐車場

五条坂の上に有料の市営駐車場がある。2時間1000円。

紅葉シーズンの休日など繁忙期は一般車両駐車不可。

周囲のコインパーキングの駐車料金も高額であり、できればこのエリアは車では参拝しない方がよい。

清水寺の基本情報

清水寺 仁王門と三重塔

  • 名前:きよみずでら / kiyomizudera
  • 創建:778年?
  • 山号:音羽山
  • 開山 / 開基:延鎮?
  • 宗派:北法相宗大本山
  • 本尊:十一面千手観音
  • 公式情報:https://www.kiyomizudera.or.jp
  • 観光エリア:清水寺・産寧坂・三十三間堂
  • 住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294( →地図でみる
  • 受付時間:6:00 ~ 18:00(春から夏の休日は18:30) / 社務所は9:00頃から
  • 拝観料:400円
  • 所要時間の目安:1時間30分