正法寺

正法寺 宝生苑

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正法寺の概要

正法寺は、天平勝宝年間(749 〜 757)に鑑真の弟子 智威大徳が大原野の地に隠棲するにあたり薬師如来をお祀りしたのにはじまる。

当初は春日禅房と呼ばれたが、後に跡地を伝教大師 最澄が大原寺に改めたと伝わる。

弘仁年間(810 〜 824)、弘法大師 空海が巡錫で立ち寄った際には厄除けのために自ら聖観世音菩薩を彫刻したという。

現在も空海の教えを今に伝える真言宗東寺派の別格本山である。

応仁の乱(1467 〜 1477)で焼失した後、元和元年(1615)に恵雲・徴円によって再興され正法寺という寺名となる。

元禄年間(1680 ~ 1703)には徳川家光の側室で大奥、玉の輿などの逸話で知られる桂昌院が当寺に帰依したことで徳川家の祈願所にもなった。

正法寺の境内には全国各地から集められた六百トンもの巨石、名石が配されていることから「石の寺」とも称される。

正法寺 名石と庭園

正法寺の見どころ

庭園 宝生苑(鳥獣の石庭)

正法寺 宝生苑の枝垂れ桜

正法寺の宝生殿南側にある「宝生苑」は、十六種類の石が動物の形に似ていることから「鳥獣の石庭」の別名でも呼ばれる山水庭園。

京都市街の奥に見える東山三十六峰を景色に取り入れた借景庭園になっており、春には紅枝垂れ桜が色を添える。

仏像

本堂に安置されている本尊の千手観世音菩薩は鎌倉時代初期の作で、顔の両側には過去と未来を見通す別の顔が2つある三面形式。高さは約180cmある。

聖観世音菩薩は空海が42歳の頃の彫刻と伝わり厄除けの信仰を集める。

その他、正法寺には薬師如来、春日不動明王、走大黒天など数多くの像をお祀りしている。

また西大路七条にある当寺の別院 七条えんま堂には鎌倉時代彫刻の不動明王像の他、十一躯の十王像が安置されている。

桜と梅園

正法寺 遍照塔と八重桜

正法寺には極楽橋にある早咲きの枝垂れ桜、庭園の紅枝垂れ桜、境内に咲く遅咲きの八重桜があり桜の名所でもある。

正法寺 宝生苑の枝垂れ桜

正法寺 不動堂前の枝垂れ桜

正法寺 極楽橋の枝垂れ桜

早春には広い梅園も開園する。

境内の紅葉

正法寺 境内の紅葉

正法寺の境内では秋には紅葉も楽しめる。

正法寺 写真撮影の注意事項

三脚禁止。仏像、展示資料は撮影不可。

正法寺の混雑

正法寺 春日不動尊

空いている。

正法寺の御朱印

300円。種類は複数ある。

正法寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 市バス(系統:臨西2)「南春日町」徒歩10分
  • 市バス(系統:西2、臨西2、西4、特西4、33、特33)「洛西高校前」徒歩25分
  • 阪急バス(系統:63)「南春日町」徒歩10分

最寄りの南春日町行きのバスは本数が少ないため、公共交通機関で行く場合は阪急電車「桂駅の西口」から「西2系統」で「洛西高校前」下車からの徒歩を検討したほうがよい。

タクシーの場合は阪急電車「洛西口、または東向日駅」、JR「桂川駅、または向日町駅」から約10分で料金は1000~1500円程度。

このエリアの観光は車を活用したほうが周りやすい。

「バス1日乗車券」、「地下鉄・バス1日乗車券」いずれも対象外のエリアです。1日乗車券のエリア外料金は現金払いのみで差額をICカードで支払うことはできません(全額支払いならばICカードOK)。

駐車場

正法寺の駐車場

参拝者用の無料駐車場がある。

正法寺の基本情報

正法寺の門

  • 名前:しょうぼうじ / shouboji
  • 創建:749 〜 757年
  • 山号:法寿山
  • 開山 / 開基:智威大徳
  • 宗派:真言宗東寺派 別格本山
  • 本尊:三面千手観世音菩薩
  • 公式情報:http://www.kyoto-shoboji.com
  • 観光エリア:大原野神社・善峯寺・長岡天満宮
  • 住所:〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1102( →地図でみる
  • 電話:075-331-0105
  • 受付時間:9:00 ~ 17:00
  • 拝観料:300円
  • 所要時間の目安:30分 〜 1時間