来迎院(東山区)

泉涌寺 来迎院 客殿と庭園の新緑

来迎院の概要

来迎院は、大同元年(806)に弘法大師 空海がこの地に荒神尊を祀ったのにはじまるという。

現在も境内に湧出する独鈷水(とっこすい)は空海自らが掘削したものと伝わる。

泉涌寺 来迎院の弘法大師像と独鈷水

鎌倉時代に入り、藤原信房の援助を受けた泉涌寺四世 月翁智鏡(がっとうちきょう)によって泉涌寺の別院として再建された。

応仁の乱(1467 〜 1477)で荒廃した後、慶長二年(1597)に前田利家が再興。織田信長や豊臣秀吉から多大な援助を受け、さらに皇室からも信仰されて隆盛した。

忠臣蔵で知られる大石内蔵助は当時の来迎院の住職が親族であったことから檀家に名を連ね、境内に書院や茶室 含翠軒(がんすいけん)を建立。 この茶室では討ち入りの密議も開かれたという。

泉涌寺 来迎院 茶室 含翠軒と新緑

本堂には現在も大石の念持仏であった地蔵大菩薩(非公開)が祀られているほか、ゆかりの品々が寺宝として所蔵されている。

明治維新がはじまると再び荒廃したが、大正時代に玄暁の尽力によって復興されて現在に至っている。

なお京都には左京区 大原にも同名の寺院があるのでナビや地図アプリを利用する際は注意が必要である。

来迎院の見どころ

安産祈願の荒神尊

空海によって祀られた来迎院の起源とされる荒神坐像は「ゆな荒神」の通称で知られ、古くから安産の信仰を集め皇室からも崇敬されている。

護法神像五体も含めて国の重要文化財の指定も受けている。

新緑と紅葉の穴場

泉涌寺 来迎院 客殿の新緑

来迎院の境内および庭園はもみじに覆われており、新緑や紅葉の季節には特に美しく彩られる。

泉涌寺 来迎院 門と紅葉

茶室周辺の庭園も大石内蔵助によって作庭されたと伝わる。

泉涌寺 来迎院 庭園の新緑

来迎院 写真撮影の注意事項

三脚禁止。

来迎院の混雑

空いている日が多い。

来迎院の御朱印

泉涌寺 来迎院の御朱印

300円。

来迎院のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • JR線「東福寺駅」徒歩20分
  • 京阪電車「東福寺駅」徒歩20分
  • 市バス(系統:88、202、207、208)「泉涌寺道」徒歩15分

駐車場

なし。

泉涌寺の駐車場などを利用。

泉涌寺の駐車場

来迎院の基本情報

泉涌寺 来迎院の門と新緑