龍吟庵

龍吟庵 龍の庭の紅葉

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龍吟庵の概要

東福寺第三世の住持を務めた無関普門(むかんふもん、大明国師とも)は、南禅寺の開山として招聘されたことでも知られる名僧である。

龍吟庵はかつて大明国師の住居であり、正応四年(1291)に国師が入滅した後もこの地に葬られたという。

現在も東福寺の塔頭寺院の一つとなっている。

方丈は室町時代初期の嘉慶元年(1387)頃に建立されたものが現存しており、日本最古の方丈建築として国宝にも指定されている。書院造と寝殿造双方の特徴が見られるのが大きな特徴。

表門や庫裏も桃山時代に建てられたもの。

龍吟庵は改修工事のため2021年、2022年の拝観は実施されない予定。

龍吟庵の見どころ

重森三玲作の枯山水庭園

龍吟庵の方丈の周囲には、昭和三十九年(1964)に重森三玲が作庭した三つの枯山水庭園がある。

正面の南庭は白砂の上には一切の木々も存在しない「無の庭」。

龍吟庵 無の庭の紅葉

西庭は寺名にあやかり「龍の庭」と称され、石組みが龍、白砂が海、黒砂は黒雲、竹垣で稲妻を表現している。

東庭は鞍馬産の赤石の上に石を配した「不離の庭」で、開山の無関普門が狼に襲われた時に二頭の犬が守ってくれたという逸話を再現したという。

龍吟庵 不離の庭

偃月橋

東福寺 偃月橋の新緑

龍吟庵は東福寺の境内を横切る洗玉澗(せんぎょくかん)に架かる「偃月橋(えんげつきょう)」を渡ったところに位置する。

有名な通天橋、臥雲橋と並び新緑、紅葉が美しい橋として知られている。

龍吟庵 写真撮影の注意事項

庭園のみ撮影可能。

龍吟庵の混雑

建物内は狭いので特別公開期間は混雑する。

龍吟庵の御朱印

龍吟庵の御朱印

500円。書き置きのみ。

龍吟庵のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • JR線「東福寺駅」徒歩12分
  • 京阪電車「東福寺駅」徒歩12分
  • 市バス(系統:88、202、207、208)「東福寺道」徒歩15分

駐車場

なし。

東福寺の駐車場などが利用できるが、11月の紅葉シーズンは閉鎖されるため駐車不可。

東福寺の駐車場

東大路通の東福寺バス停の近くと勝林寺の辺りにコインパーキングがあるが、紅葉シーズンは車での参拝は控えたほうがよい。

龍吟庵の基本情報

龍吟庵の表門