建勲神社の概要
織田信長が本能寺の変で亡くなった後、豊臣秀吉は正親町天皇(おおぎまちてんのう)に勅許を得て船岡山を信長の霊地として定めたという。
戦国の騒乱で行き詰まった中世の秩序を打破して新たな日本の歴史を切り開いた信長の功績を讃え、明治二年(1869)天皇の勅命によって信長を祭神とする建勲神社が創建された。
建勲(けんくん)とは明治天皇により信長に与えられた神号で神社の通称にもなっているが、正式名称は「たけいさおじんじゃ」と読む。
かつての社殿は船岡山の中腹にあったが、明治四十三年(1910)に現在の山上へと移転した。
建勲神社の見どころ
国の史跡 船岡山
建勲神社がある船岡山は平安京遷都に際し陰陽五行・風水思想に基づいて都の北の起点になったとされ、山の南側が大極殿・朱雀大路となった。
清少納言が枕草子に「丘は船岡」と綴っているほか、応仁の乱が勃発した時には西軍の陣地になる(これが「西陣」の由来)など、古来より京都における重要な地で有り続けている。
船岡山は鳥居形以外の送り火が見えるスポットとしても有名だが、8月16日はかなり混み合う上に暗闇の中公園内を歩きまわらなければならないので予め下見が必須。
現在も外来植物がほとんど存在せず京都盆地特有の植生を残しているのも特筆すべき点である。
ご利益 願掛け
- 国家安泰・万民安堵
- 大願成就
- 開運
- 難局突破
- 産業指導の神
- 災難除け
建勲神社 写真撮影の注意事項
特になし。
建勲神社の混雑
空いている日が多い。
建勲神社の御朱印
300円。
建勲神社のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8227 京都府京都市北区紫野北舟岡町49( →地図でみる)
- →現在地から建勲神社の経路を表示
- →京都駅から建勲神社の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「建勲神社」または「船岡山(ふなおかやま)」徒歩10分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
北参道(北大路通側)から船岡山に車を乗り入れることができる。
道なりに進むと建勲神社へつながる階段の前に数台駐車できる。
建勲神社の基本情報
- 名前:けんくんじんじゃ / kenkunjinja / たけいさおじんじゃ / takeisaojinja
- 創建:1869年
- 祭神:織田信長 / 織田信忠
- 公式情報:http://kenkun-jinja.org
- 観光エリア:鷹峯・大徳寺
- 住所:〒603-8227 京都府京都市北区紫野北舟岡町49( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由 / 9:00 ~ 17:00(社務所)
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:30分