龍源院の概要
龍源院は大徳寺の塔頭で、文亀・永正年間(1501 〜 1521)に能登の領主 畠山義元、九州の都総督 大友義長らが東渓宗牧(とうけいそうぼく)を開祖として創建した。
大徳寺南派の本庵であり、境内で最も古い寺院でもある。
方丈は創建時代のもので、室町時代の禅宗客殿建築を当時のままの姿で現在に伝えている。
龍源院の見どころ
石庭 一枝坦
龍源院の方丈前庭が一枝坦(いっしだん)である。
不老不死を求める蓬莱神仙思想に基づいた鶴亀庭園となっている。
かつては「楊貴妃」というサザンカの老木が赤い花を咲かせることで有名だったが、昭和後期に枯死してしまった。
苔庭 龍吟底
方丈の北庭は龍吟庭と呼ばれる。
相阿弥によって創建時代に作庭されたと伝わり、室町時代特有の三尊石組からなる須弥山(しゅみせん)式枯山水庭園である。
須弥山とは古代インド仏教の世界に九つあるとされる山の中心。
杉苔が大海原、石組みは陸地を表現している。
東滴壺と滹沱底
龍源院には、他にも東滴壺(とうてきこ)と滹沱底(こだてい)という庭園がある。
東滴壺は日本で最も小さい石庭といわれ、一滴の水が小川、大河、そして大海へと広がる様子が表現されている。
滹沱底は別名 阿吽の庭(あうんのにわ)といい、天地、陰陽、男女、+ーなど切っても切れない二対の関係という真理を表現している。
龍源院 写真撮影の注意事項
特になし。
龍源院の混雑
空いている日が多い。
龍源院の御朱印
300円。書き置きのみ。
龍源院のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町82−1( →地図でみる)
- →現在地から龍源院の経路を表示
- →京都駅から龍源院の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「大徳寺前」徒歩5分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
大徳寺東門の有料駐車場を利用。
2時間500円。東門前の無料スペースは檀家専用なので観光客は駐車不可。