芳春院の概要
芳春院は、慶長十三年(1608)に前田利家の夫人 まつが玉室宗珀を開祖として創建した大徳寺の塔頭寺院の一つで前田家の菩提寺である。
寺名の芳春院は夫人 まつの法名に由来する。
寛政八年(1796)に火災をはじめとして数度焼失しており、現在の本堂は明治元年(1868)の再建。
芳春院の呑湖閣は通常非公開。
数年おきに不定期で特別公開が行われる。
芳春院の見どころ
京都の四閣 呑湖閣
芳春院の本堂の裏手には呑湖閣(どんこかく)と呼ばれる二重の楼閣があり、京都の四閣の一つにも数えられる。
元和三年(1617)に利家の息子 利永が小堀遠州に依頼して建てられたと伝わる。
飽雲池(ほううんち)という池にかかる打月橋によって楼閣と客殿が結ばれている。
盆栽庭園
芳春院の境内には2021年に開園した盆栽庭園がある。
日光山 輪王寺(栃木県)の作庭師の十八代目で著名な盆栽家である森前誠二氏が主管を務めている。
庭園では四季折々の表情を見せる貴重な盆栽が多数鑑賞できる。
芳春院 写真撮影の注意事項
盆栽庭園は写真撮影可。
特別公開時の境内は一切の写真撮影禁止。
芳春院の混雑
平時は空いている日が多い。
芳春院の御朱印
300円。書き置きのみ。
芳春院のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町55( →地図でみる)
- →現在地から芳春院の経路を表示
- →京都駅から芳春院の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「建勲神社」徒歩8分
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「大徳寺前」徒歩10分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
大徳寺東門にある有料駐車場を利用。
2時間500円。東門前の無料スペースは檀家専用なので観光客は駐車不可。
芳春院の基本情報
- 名前:ほうしゅんいん / houshunin
- 創建:1608年
- 山号: ー
- 開山 / 開基:玉室宗珀 / 前田松子
- 宗派:臨済宗大徳寺派
- 本尊:釈迦如来
- 公式情報: https://www.instagram.com/hoshunin.bonsai.teien/
- 観光エリア:鷹峯・大徳寺
- 住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町55( →地図でみる)
- 電話:TEL:075-492-6010
- 受付時間:10:00 〜 16:00(盆栽庭園) / 不定期の特別拝観は公開時期によって異なる
- 拝観料:1000円(盆栽庭園) / 特別公開期間は時期による
- 所要時間の目安:30分