今宮神社の概要
紫野には平安京以前から疫神を祀る社があったと伝わり、今宮神社は正暦五年(994) 一条天皇の時代に疫病を鎮める社として創建された。
かつては紫野社と呼ばれたが、長保三年(1001)疫病が流行した際に神殿が造営され新しい社という意味で「今宮社」と称されるようになった。
創祀から現在に至るまで疫病退散の神として崇められている。
また境内には西陣織の業祖神を祀った織姫社もあり、技芸上達の神、西陣の氏神としても信仰を集めている。
今宮神社の見どころ
門前のあぶり餅
今宮神社の東側参道には平安時代から1000年以上続く「一文字屋和輔(一和)」と江戸時代創業の「かざりや」という二軒のあぶり餅屋が並んでいる。
これらの店舗で提供されるあぶり餅は和菓子の起源とも言われている。
一人前500円から。いずれの店舗も水曜日定休。
玉の輿の語源
京都 西陣の八百屋に生まれた「お玉さん」は、庶民の出でありながら後に徳川家光の側室 桂昌院(けいしょういん)となり大奥の最高位まで登りつめた。
これが「玉の輿」という言葉の由来になったという説がある。
お玉さんこと桂昌院は故郷にある今宮神社の再興にも尽力したと伝わる。
やすらい祭と今宮祭
今宮神社で4月第二日曜日に行われる「やすらい祭」は京都三奇祭の一つに数えられる。
5月には今宮祭が催される。
いずれも創建当初に起源をもち長い歴史を誇る。
願いが叶う阿呆賢さん
今宮神社には、阿呆賢(あほかし)さんという名で親しまれているおもかる石がある。
三度叩いて持ち上げると重く感じるが、次に願いを込めて三度撫でて持ち上げ、石が軽くなれば願いが叶うと信じられている。
参道の銀杏並木の紅葉
今宮神社の長い参道沿いにはたくさんのイチョウがあり、秋には黄色く染まる紅葉・落葉が楽しめる。
ご利益 願掛け
- 疫病退散
- 健康・長寿
- 開運・良縁・玉の輿
- 技芸上達
今宮神社 写真撮影の注意事項
特になし。
今宮神社の混雑
空いている日が多い。
今宮神社の御朱印
300円。
今宮神社のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21( →地図でみる)
- →現在地から今宮神社の経路を表示
- →京都駅から今宮神社の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「船岡山(ふなおかやま)」徒歩7分
- 市バス(系統:46)「今宮神社前」徒歩すぐ
- 地下鉄烏丸線「北大路駅」徒歩20分
駐車場
東側参道のあぶり餅の隣にある。
1時間100円。あぶり餅を食べると割引あり。
今宮神社の基本情報
- 名前:いまみやじんじゃ / imamiyajinja
- 創建:994年
- 祭神:大己貴命 / 事代主命 / 奇稲田姫命
- 公式情報:http://imamiyajinja.org
- 観光エリア:鷹峯・大徳寺
- 住所:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由 / 9:00 ~ 17:00(社務所)
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:30分