真珠庵

大徳寺 真珠庵の山門

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真珠庵の概要

真珠庵は大徳寺の塔頭寺院で、延徳三年(1491)にとんちで知られる一休さんこと一休宗純を開祖として堺の豪商 尾和宗臨が創建した。

現在の方丈は江戸時代の建造。

書院である「通僊院(つうせんいん)」は桃山時代に正親町天皇(おおぎまちてんのう)の化粧殿を移築したものと伝わる。

茶室 庭玉軒は江戸時代に茶道 宗和流を開いた金森宗和好みとされ、建物内に内坪という路地がある珍しい構造で有名。

宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう、大燈国師とも)、一休宗純の墨蹟、墨渓筆の「達磨図」など数々の寺宝を所有している。

真珠庵は通常非公開。例年秋の紅葉シーズンに特別公開されます。

最新の公開情報は京都春秋の公式サイトを参照。

真珠庵の見どころ

枯山水 七五三の庭

真珠庵の方丈東にある庭園は一休宗純に参禅した侘び茶の祖 村田珠光の作庭とされる。

通称である「七五三の庭」は、15個の石を七五三に配した枯山水庭園であることに由来。

蘇我蛇足と長谷川等伯による方丈の襖絵

大徳寺 真珠庵のパンフレット

真珠庵の方丈には、延徳三年(1491)に蘇我蛇足が描いたと伝わる「四季山水図」、「四季花鳥図」、「破墨山水図」、慶長六年(1601)10月にわずか10日間で長谷川等伯が完成させたという「商船四皓図(しょうせんしこうず)」、「蜆子猪頭図(けんし ちょとうず)」が飾られている。

近年の研究では蘇我蛇足という名は世襲の号であるとされ、当寺の襖絵を描いたのは二代目だと考えられている。

特別公開期間にはこれらの貴重な水墨画を解説付きで間近で鑑賞できる。

現代アーティストによる「襖絵プロジェクト」

過去数年間、上記の貴重な障壁画が修復に入り、代替として現代のクリエーターが手がけた襖絵が新調された。

    真珠庵の障壁画を手がけたクリエーター

  • 北見けんいち(釣りバカ日誌など)
  • 山賀博之(ガイナックス代表取締役)
  • 濱地創宗(画家 / 僧侶)
  • 山口和也(美術家)
  • 伊野孝之(イラストレーター)
  • 上国料勇(イラストレーター、アートディレクター)

2021年に文化財の修復が完了したため、これらの現代アーティストの作品が再び公開される時期は未定。

真珠庵 写真撮影の注意事項

一切の写真撮影が禁止。

真珠庵の混雑

建物内は狭いのでやや混雑する。

混雑具合によっては入場制限あり。

真珠庵の御朱印

大徳寺 真珠庵の御朱印

300円。

真珠庵のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「大徳寺前」徒歩7分

駐車場

大徳寺の駐車場

大徳寺東門の有料駐車場を利用。

2時間500円。東門前の無料スペースは檀家専用なので観光客は駐車不可。

真珠庵の基本情報

大徳寺 真珠庵のパンフレット

  • 名前:しんじゅあん / shinjuan
  • 創建:1491年
  • 山号:
  • 開山 / 開基:一休宗純 / 尾和宗麟
  • 宗派:臨済宗大徳寺派
  • 本尊:十一面観音
  • 公式情報:https://kyotoshunju.com
  • 観光エリア:鷹峯・大徳寺
  • 住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町52( →地図でみる
  • 電話:TEL:075-231-7015 (観光を取り仕切る京都春秋の番号)
  • 受付時間:9:30 ~ 16:00
  • 拝観料:1200円
  • 所要時間の目安:30分