源光庵

源光庵 悟りの窓と迷いの窓の新緑

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源光庵の概要

源光庵は貞和二年(1346)大徳寺二代 徹翁(てっとう)国師の隠居所として創建された。

長らく衰退した時期があったが、元禄七年(1694)石川県にある加賀大乗寺の卍山道白(まんざんどうはく)禅師によって再興され、臨済宗から曹洞宗へと改宗。

現在の本堂は元禄年間(1688 〜 1704)以降、開山堂は亨保四年(1719)に建立されたものである。

本堂裏にある稚児井(ちごのいど)は渇きに苦しむ徹翁が童子によって導かれた水場で、一度も枯渇することなく水不足の危機を救ってきたという伝承がある。

道元の真筆という書画等の寺宝も所有。

源光庵の見どころ

悟りの窓と迷いの窓

源光庵 新緑の悟りの窓と迷いの窓を正面からみたところ

源光庵の本堂は、禅の真髄を示す「悟りの窓」と「迷いの窓」で名高い。

禅と円通の心をあらわす丸窓が悟りの窓、人間の生涯を象徴し生老病死の四苦八苦を表現している角窓が迷いの窓である。

窓正面には椅子が設置されており、自分自身とゆっくり向き合うことができる。

紅葉の時期は特に美しい。

紅葉に朝日の差し込む源光庵の丸い窓と四角い窓

本堂裏の枯山水庭園

本堂の裏には北山を借景とした枯山水庭園がある。

窓だけでなく、ぜひこちらの庭園も鑑賞しておきたい。

伏見城遺構の血天井

源光庵 伏見城遺構の血天井

本堂内の血天井は伏見城の遺構

徳川家の忠臣 鳥居元忠らが自刃した血の跡が生々しく残る。特に源光庵の血天井は血が固まってできた足跡がはっきりと確認できる。

源光庵 写真撮影の注意事項

三脚禁止。

窓の真正面は立ち入り禁止なので、有名な左斜めからの構図であれば混雑時でも撮影しやすい。

2014年に「そうだ京都、行こう」のCMに採用されて参拝者が激増し、それ以来紅葉シーズンは写真撮影が禁止されていたが、現在は秋でも再び撮影できるようになった。

源光庵の混雑

源光庵 紅葉シーズンの混雑

紅葉シーズン 開門直後の源光庵 / この後続々と観光客が到着して混み合う

平時はさほど混雑していない日が多い。

紅葉シーズンは開門前から列ができ、続々と観光客が来る。

バスもかなり混雑するので紅葉シーズンは開門と同時に入場するのが望ましい。

源光庵の御朱印

源光庵の御朱印

300円。

令和元年付の御朱印は2019年5月のみの授与だったので貴重である。

源光庵のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 市バス(系統:6、北1)「鷹峯源光庵前(たかがみねげんこうあんまえ)」徒歩すぐ

駐車場

源光庵の駐車場

門の西側(門に向かって左側)に比較的広い無料の駐車場があるが紅葉シーズン(11月)は利用不可

近くの光悦寺の横に数台分コインパーキングがある。

鷹峯 光悦寺の横にあるコインパーキング

源光庵の基本情報

  • 名前:げんこうあん / genkouan
  • 創建:1346年
  • 山号:鷹峯山
  • 開山 / 開基:徹翁義亨
  • 宗派:曹洞宗
  • 本尊:釈迦牟尼仏
  • 公式情報:http://genkouan.or.jp
  • 観光エリア:鷹峯・大徳寺
  • 住所:〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 17:00(紅葉最盛期は8:30〜) / 不定期で法要による拝観謝絶日あり
  • 拝観料:400円(秋は500円)
  • 所要時間の目安:30分 〜 1時間