酬恩庵(一休寺)

酬恩庵(一休寺) 方丈と南庭

当サイトでは各種ASPを通じて広告・アフィリエイトリンクを掲載しています

酬恩庵(一休寺)の概要

酬恩庵は正応年間(1288 〜 1293)に南浦紹明(なんぽじょうみょう、大応国師とも)が創建した妙勝禅寺(妙勝寺)にはじまる。

鎌倉時代末期の元弘の乱(1331 〜 1333)で荒廃したが、康正二年(1456)に六世の孫にあたる一休さんこと一休宗純が再興。

恩に酬(むく)いるという意味をこめて酬恩庵と名付けた。現在は一休寺の通称で広く知られ、南山城六山の一つにも数えられる。

一休和尚は文明七年(1475)に東山よりかつての住まいであった虎丘庵(こきゅうあん)を移築して終の棲家とした。

和尚は大徳寺の住職を任された後もこの地から通ったという。

酬恩庵(一休寺)の見どころ

中世の建物が残る伽藍

酬恩庵(一休寺) の本堂

一休寺の本堂は永享年間(1429 〜 1441)に室町幕府 六代将軍 足利義教によって建てられた。

現在の伽藍は慶安三年(1650)に加賀藩主 前田利常の寄進によって整備された時の形を基礎としており、方丈、浴室、唐門などはこの頃に建立されたものが現存する。

方丈の襖絵は狩野探幽の作。本物は宝物館に収蔵されている。

方丈庭園

酬恩庵(一休寺) 方丈と南庭

一休寺の方丈の周りには江戸時代の再建時に石川丈山らによって作庭された庭園がある。

南庭は白砂敷の斜面にサツキ、ソテツを配し奥に一休和尚の廟と虎丘庵を望む。

酬恩庵(一休寺) の南庭から一休和尚の廟と虎丘庵を望む

東庭は一直線に大小の石を配した十六羅漢の庭。

酬恩庵(一休寺) 方丈東庭 十六羅漢の庭

北庭は巨石に加えて石塔、灯籠、手水鉢などが置かれた蓬莱庭園になっている。

酬恩庵(一休寺) 方丈北庭の蓬莱庭園

青もみじと紅葉

酬恩庵(一休寺) 本堂ともみじ

酬恩庵(一休寺) 参道のもみじ

一休寺の境内はもみじが多く京都府南部でも随一の青もみじ、紅葉の名所として知られ、秋には多くの参拝者が訪れる。

一休寺 山門と紅葉

虎丘庵

一休寺  虎丘庵

一休和尚が晩年を過ごした虎丘庵は通常非公開だが例年秋に完全予約制の特別拝観が行われる。

拝観予定、予約方法、志納金等は公式サイトを要確認。

酬恩庵(一休寺) 写真撮影の注意事項

酬恩庵(一休寺) の石像

三脚禁止。宝物館は撮影不可。

酬恩庵(一休寺)の混雑

平時は空いている。

紅葉シーズンは混雑する。

酬恩庵(一休寺)の御朱印

酬恩庵(一休寺) の御朱印

酬恩庵(一休寺) の御朱印

300円。種類は複数ある。

酬恩庵(一休寺)のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 近鉄電車 「新田辺駅」徒歩15分
  • 学研都市線「京田辺駅」徒歩12分
  • 京阪バス(系統:64、74、74A、75C)「一休寺道」徒歩5分
「バス1日乗車券」、「地下鉄・バス1日乗車券」いずれも対象外のエリアです。1日乗車券のエリア外料金は現金払いのみで差額をICカードで支払うことはできません(全額支払いならばICカードOK)。

駐車場

酬恩庵(一休寺)の駐車場

参拝者用の有料駐車場がある。終日500円。

料金は入り口の茶店か拝観受付で支払う。

酬恩庵(一休寺)の基本情報

酬恩庵(一休寺) の山門

  • 名前:しゅうおんあん / shuonan / いっきゅうじ / ikkyuji
  • 創建:1288 〜 1293年
  • 山号:霊瑞山
  • 開山 / 開基:南浦紹明
  • 宗派:臨済宗大徳寺派
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報: http://www.ikkyuji.org
  • 観光エリア:当尾・木津川・京田辺
  • 住所:〒610-0341 京都府京田辺市薪里ノ内102( →地図でみる
  • 電話:0774-62-0193
  • 受付時間:9:00 ~ 17:00 / 宝物殿 9:30 〜 16:30
  • 拝観料:500円
  • 所要時間の目安:1時間