同聚院の概要
九條家が東福寺を創建する前の平安時代、この一帯は藤原忠平が建立した法性寺の寺域であった。
寛弘三年(1006)には、藤原道長 四十歳の祝賀に際し法性寺の境内に五大明王を祀る五大堂が建てられた。
同聚院は、文安元年(1444)文渓元作(ぶんけいげんさく)がこの五大堂の遺構を引き継いで師の琴江令薫(きんこうれいくん)を開山として創建した。
法性寺が衰退した後東福寺の塔頭寺院の一つとなり現在に至っている。
同聚院の見どころ
不動明王坐像
同聚院に安置されている「不動明王坐像」はかつて五大堂の中尊だった仏像であり、平安時代に仏師 康尚(定朝の父)によって彫刻されたものという。
薄暗いお堂に浮かび上がる高さ2.6mもの明王の姿は圧巻である。
度重なる火災や戦火を乗り越えて五大明王の中で唯一現存しており、火除、災除けの信仰を集める。
同聚院 写真撮影の注意事項
仏像は撮影禁止。
同聚院の混雑
空いている日が多い。
同聚院の御朱印
300円。書き置きのみで用紙は色違いが複数ある。
同聚院のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒605-0981 京都府京都市東山区本町799( →地図でみる)
- →現在地から同聚院の経路を表示
- →京都駅から同聚院の経路を表示
電車 バス
- JR線「東福寺駅」徒歩5分
- 京阪電車「東福寺駅」徒歩5分
- 市バス(系統:88、202、207、208)「東福寺道」徒歩8分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
なし。
東福寺の駐車場などが利用できるが、11月の紅葉シーズンは閉鎖されるため駐車不可。
東大路通の東福寺バス停の近くと勝林寺の辺りにコインパーキングがあるが、紅葉シーズンは車での参拝は控えたほうがよい。
同聚院の基本情報
- 名前:どうじゅいん / doujuin
- 創建:1444年
- 山号:ー
- 開山 / 開基:琴江令薫 / 文渓元作
- 宗派: 臨済宗東福寺派
- 本尊:十一面観音
- 公式情報:ー
- 観光エリア:東寺・東福寺・伏見稲荷大社
- 住所:〒605-0981 京都府京都市東山区本町799( →地図でみる)
- 受付時間:9:00 ~ 16:00
- 拝観料:200円
- 所要時間の目安:15分