大悲閣千光寺

大悲閣千光寺 紅葉と比叡山

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大悲閣千光寺の概要

千光寺はかつては清凉寺の西にあり後嵯峨天皇の祈願所だったと伝わるが、長年に渡り荒廃してしまっていた。

江戸時代に入り、慶長十九年(1614)に角倉了以(すみのくらりょうい)が二尊院の道空了椿(どうくうりょうちん)を中興開山として復興。

角倉了以は南方諸国との貿易で財をなした豪商であると同時に、江戸幕府の命を受けて保津川、富士川、天竜川、高瀬川など多くの河川の治水、水運事業に功績を挙げた人物であった。

千光寺はそれらの開削工事に関係する人々の菩提を弔うために建てられたとも伝わる。

復興時よりお祀りされている本尊の千手観音は源心(恵心僧都とも)作という。

かつては天台宗の寺院だったが、文化五年(1808)の再興時に黄檗宗に改宗し現在は禅宗の単立寺院である。

明治維新で一時縮小するも再び寺域を回復し諸堂が建立されたが、昭和三十四年(1959)の伊勢湾台風で大きな被害を受けた。

近年になって大悲閣の修復が一段落して再び一般公開されるようになった。

大悲閣千光寺の見どころ

芭蕉の句にも詠まれた客殿からの眺め

大悲閣千光寺 紅葉と比叡山

京都市街を一望でき東に比叡山まで見渡せる千光寺の客殿からの眺めは、松尾芭蕉に「花の山 二町のぼれば 大悲閣」と詠まれるほどの絶景である。

紅葉シーズンには嵐山名物のトロッコ列車が一時停止する区間も見える。

大悲閣千光寺 写真撮影の注意事項

大悲閣千光寺 鐘楼と紅葉

特になし。

大悲閣千光寺の混雑

大悲閣千光寺へと続く大堰川南側の散策路と紅葉

境内は狭いため人が少なくても混んでいるように感じることがある。

大悲閣千光寺の御朱印

大悲閣千光寺の御朱印

300円。

大悲閣千光寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 市バス(系統:11、28、93)「嵐山」または「嵐山公園」徒歩25分
  • 京都バス(系統:62、63、66、72、73、76、83、86、92、94)「嵐山」または「嵐山公園」徒歩25分
  • 嵐電「嵐山駅」徒歩35分
  • 阪急電車「嵐山駅」徒歩30分
  • JR線「嵯峨嵐山駅」徒歩40分

渡月橋の南詰を大堰川の上流に向かって約1km進んだ先にある。参道下までレンタサイクル(阪急嵐山駅近く、または嵐電 嵐山駅にある)を活用することもできる。

大悲閣千光寺へ続く大堰川南の散策路

駐車場

なし。

渡月橋周辺の有料駐車場を利用。渡月橋周辺から千光寺まで徒歩約25分。

渡月橋北側の市営駐車場

嵐山 渡月橋南側の駐車場

大悲閣千光寺の基本情報

大悲閣千光寺の山門

  • 名前:だいひかく せんこうじ / dahikaku senkouji
  • 創建:1614年
  • 山号:嵐山
  • 開山 / 開基:道空了椿 / 角倉了以
  • 宗派:黄檗宗 単立寺院
  • 本尊:千手観音菩薩
  • 公式情報: http://daihikaku.jp/wp/
  • 観光エリア:嵐山・嵯峨野
  • 住所:〒616-0004 京都府京都市西京区嵐山中尾下町62( →地図でみる
  • 電話:TEL:075-861-2913
  • 受付時間:10:00 ~ 16:00
  • 拝観料:400円
  • 所要時間の目安:30分