神泉苑の概要
神泉苑は平安京遷都に伴い桓武天皇の宮中の庭園として造営されたと伝わり、天皇や公家は池の上に船を浮かべて四季折々の景色や芸術を楽しんだという。
天長元年(824)、淳和天皇の勅命により弘法大師 空海が雨を司る善女龍王(ぜんにょりゅうおう)をインドから勧請し、恵みの雨をもたらす神として信仰された。
かつては三万坪にも及ぶ広大な境内に豪華絢爛な建築物が立ち並ぶ宮殿であったとされ、それは近代の市営地下鉄建設に際し行われた発掘調査でも裏付けられている。
また京都三大祭の一つで八坂神社の例祭である「祇園祭」は、貞観五年(863)に神泉苑で行われた御霊会(ごりょうえ、66本の矛を立てて悪霊を沈めた)が発祥とされている。
中世以降は荒廃し、慶長七年(1602)には二条城の堀を造営するために領地が大幅に縮小された。
慶長十二年(1607)以降に快雅(かいが)によって再興され、創建時の空海との縁にちなみ東寺真言宗の寺院に改宗。その後も天明八年(1783)の大火で焼失するが、再建され現在に至る。
神泉苑の見どころ
無料で楽しめる桜の名所
現在の神泉苑は近くの二条城と並び桜の名所として親しまれている。
境内は無料で開放されており、早朝から京都らしい質素な桜の風景を堪能できる。
神泉苑 写真撮影の注意事項
特になし。
神泉苑の混雑
境内は狭いので他の人がいると混んでいるように感じる。
神泉苑の御朱印
300円。種類は複数ある。
神泉苑のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒604-8306 京都府京都市中京区門前町166( →地図でみる)
- →現在地から神泉苑の経路を表示
- →京都駅から神泉苑の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄 東西線「二条城前駅」徒歩3分
- 市バス(系統:15)「神泉苑前」徒歩すぐ
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
なし。二条城の有料駐車場や近隣のコインパーキングなどを利用。
神泉苑の基本情報
- 名前:しんせんえん / shinsenen
- 創建:824年
- 山号:ー
- 開山 / 開基:空海
- 宗派:真言宗 / 東寺真言宗
- 本尊:聖観世音菩薩
- 公式情報:http://www.shinsenen.org/index.html
- 観光エリア:二条城・西陣
- 住所:〒604-8306 京都府京都市中京区門前町166( →地図でみる)
- 受付時間:8:30 〜20:00(開門時間) / 9:00 ~ 16:30(寺務所)
- 拝観料:境内自由
- 所要時間の目安:15分