産寧坂 伝統的建造物群保存地区

早朝の二寧坂(二年坂)

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産寧坂 伝統的建造物群保存地区の概要

産寧坂周辺は京都で最初に「伝統的建造物群保存地区」に指定された区域であり、清水寺から北へ向かって法観寺(八坂の塔)高台寺を通り円山公園まで続いている。

石畳の道沿いには江戸時代から大正時代にかけて作られた京町家・数寄屋が立ち並び、京都を代表する景観の一つとなっている。

名称については、大同三年(808年)に開かれたため「三年坂」、坂の上に安産祈願の信仰を集める子安の塔があることから「産み寧き(うみやすき)」で「産寧坂」、清水寺に参拝した帰り道に坂の上でもう一度願い事を祈願したことから「再念坂」、などいくつかの表記や由来がある。

三年坂で転ぶと「三年以内に死ぬ」、または「三年寿命が縮まる」という迷信は江戸時代頃からすでに有名だったいう。

産寧坂周辺の見どころ

産寧坂(三年坂)と二寧坂(二年坂)

産寧坂はかつては音羽山から流れる轟川によって作られた渓谷であったという。

坂の上からの眺めは坂本龍馬も愛したと伝わる。

石階段を降りて北へ歩いていくと二寧坂や八坂の塔がある。

早朝の二年坂下

周辺は20時頃まで街灯が点灯しており、観光客がいなくなった夜間は昼間とは違った雰囲気を見せる。

夜の二年坂

産寧坂(三年坂)の枝垂れ桜

産寧坂(三年坂)の枝垂れ桜

産寧坂には枝垂れ桜が一本あり、京都らしい桜の景色が楽しめる名所でもある。

ねねの道と石塀小路

ねねの道の新緑

高台寺の前を通る石畳の道は豊臣秀吉の正室 北政所ねねの名前をとって「ねねの道」と呼ばれている。

ねねの道の桜

ねねの道の南側には石塀小路(いしべこうじ)という路地の入り口もある。

石塀小路は明治時代に個人の手によって造営された住宅地であり、立ち並ぶ数寄屋風の家々は現在もお店だけでなく一般の住居としても使われている。

観光客が増大して周辺住民の生活が脅かされたこともあり、石塀小路は数年前から写真撮影が禁止になった。

この記事に掲載している石塀小路の画像は2014年頃撮影したもの。

産寧坂周辺 写真撮影の注意事項

八坂の塔周辺の混雑

石塀小路は写真撮影禁止。

人が多いため、写真撮影が目的なら早朝がのぞましい。

産寧坂周辺の混雑

産寧坂の混雑

人気のエリアなので年中混雑する。

産寧坂 伝統的建造物群保存地区のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 京阪電車「清水五条駅」徒歩20分
  • 市バス(系統:80、86、急行100、急行106、急行110、202、206、207)「五条坂」徒歩5分
  • 市バス(系統:80、86、急行100、急行106、急行110、202、206、207)「清水道」徒歩5分

駐車場

高台寺の有料駐車場などが利用できる。

産寧坂 伝統的建造物群保存地区の基本情報