高桐院の概要
高桐院は大徳寺の塔頭で、慶長六年(1601)細川三斎が父 幽斎の弟 玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)を開祖として創建した。
寛永五年(1628)三斎によって境内に建立された茶室 松向軒(しょうこうけん)の名は高桐院に埋葬された父 幽斎の法名に由来。
高桐院の境内には細川家の墓所のほか、歌舞伎の始祖 出雲の阿国ら著名人の墓がある。
書院の意北軒は千利休邸から移築したもの。
寺宝である李東が描いた「山水図」は本人の署名が残されている唯一の作品で国宝に指定されている(非公開)。
高桐院は2020年より無期限で拝観謝絶。2023年秋時点では観光客の受け入れは再開されていない。御朱印対応も不可。
高桐院の見どころ
もみじの広がる参道と庭園
もみじを仰ぐ高桐院の参道は新緑、紅葉の名所として知られる。
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書院南側の鑑賞式庭園は江戸時代初期に作庭されたもので、苔庭の上にもみじが自然林のように広がっている。
西側の回遊式庭園ある袈裟型の手水鉢は、加藤清正が朝鮮王城羅生門の磁石を持ち帰り細川三斎へ寄進したものという。
高桐院 写真撮影の注意事項
三脚禁止。
珍しく茶室の内部なども撮影できる。
高桐院の混雑
空いている日が多いが、大徳寺の塔頭の中では比較的人が多い。
紅葉シーズンはやや混雑する。
高桐院の御朱印
300円。
高桐院のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町73−1( →地図でみる)
- →現在地から高桐院の経路を表示
- →京都駅から高桐院の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「大徳寺前」徒歩6分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
大徳寺東門の有料駐車場を利用。
2時間500円。東門前の無料スペースは檀家専用なので観光客は駐車不可。