瑞峯院の概要
瑞峯院は大徳寺の塔頭で、天文四年(1535)に九州のキリシタン大名として著名な大友宗麟が徹岫宗九(てっしゅうそうきゅう)を開祖として創建した。
方丈、唐門、表門は創建時代当時のものがそのまま現存し重要文化財に指定されている。
庭園は重森三玲(しげもりみれい)、襖絵は野添平米(のぞえへいべい)の作で比較的新しい。
瑞峯院の見どころ
重森三玲が作庭した枯山水
瑞峯院の方丈前後には、重森三玲作の枯山水庭園「独坐庭(どくざてい)」と「閑眠庭(かんみんてい)」がある。
方丈前にあるのが独坐庭で、寺名の瑞峯を主題に据えた蓬莱山式庭園となっている。
巨石による高低差や白砂による荒波のダイナミックな表現に特徴がある。
方丈裏の閑眠庭は瑞峯院の開基 大友宗麟がキリシタン大名であることに触発されたもので、建物内の中庭にある灯籠付近から庭園を眺めると7つの石の流れが十字架に組まれている。
庭園の十字架には万民の霊を弔う意が込められているという。
茶室 安勝軒
瑞峯院には「餘慶庵」、「安勝軒」、「平成待庵」という3つの茶室がある。
瑞峯院だけでなく大徳寺の塔頭の多くには茶室があるが、客が主人の左手に座る「逆勝手席」になっているのは安勝軒のみ。
京都で茶室内部を写真撮影できるのも珍しい。
瑞峯院 写真撮影の注意事項
襖絵撮影禁止。
瑞峯院の混雑
空いている日が多い。
瑞峯院の御朱印
300円。書き置きのみ。
瑞峯院のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町81( →地図でみる)
- →現在地から瑞峯院の経路を表示
- →京都駅から瑞峯院の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:1、12、204、205、206、北8、M1)「大徳寺前」徒歩5分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
大徳寺東門の有料駐車場を利用。
2時間500円。東門前の無料スペースは檀家専用なので観光客は駐車不可。