室町和久傳|【ミシュラン☆ / 百名店 / あまから手帖100選】

室町和久傳 お椀

室町和久傳へ訪問 ブログレポート

「室町和久傳」は烏丸御池駅、京都市役所の近くにある完全予約制の高級和食店。

ランチは11000円、ディナーは22000円から(税サ込)。昼も夜のコース注文可(最新の料金は→ 公式サイトを要確認)。

精進料理(ヴィーガンメニュー)、冬は蟹の特別コース(時価)もあり。

ミシュラン☆ / 食べログ百名店 / あまから手帖100選

「受賞歴」のあるものを掲載しています。最新版には載っていないことがあります。

和久傳(わくでん)は1872年に京丹後で創業した料理旅館が起源。

京丹後から移転し現在の本店である高台寺 和久傳が誕生したのは1982年と京都の料亭の中では新参ですが、系列の割烹、蕎麦屋、定食屋などのカジュアルライン、おもたせ・弁当の販売など多角的な店舗展開、さらに米作り、日本酒の開発などを幅広く手掛けている京都を代表する和食グループとなっています。

室町和久傳 表札

室町和久傳は京都市中心部 烏丸御池の近くにある食事処で実質的な二番手にあたるお店。少し南に歩くと有名なイノダコーヒーの本店があります。

二番手の店とはいえ、ディナーの上は30000円のコース、冬には和久傳の真骨頂 高級蟹の特別コース(時価)まで注文可能。

料理長も独立を控えた指折りの板前さんが任されていることが多く、食事を楽しむだけならハレの日に伺うような料亭スタイルの本店ではなくこちらでも十分。

東京の各界の成功者が集う西麻布の有名店「幸村」のオーナーも元は室町和久傳の料理長、前代の和久傳総料理長 藤山さんもキャリアの仕上げは室町店でその後に独立し東京で銀座ふじやまを開店されています。

2018年から料理長を任されている松本さんは山形県の出身。

先に独立し既に京都を代表する料理人となった木山さんとは入社時期が近い盟友だそうで、井戸水を分けてもらって使うこともあるそう。

松本さんも東京、海外も含め様々なオファーがあるらしく、独立も近いみたいですね。

室町和久傳は甘味処、おもたせ販売のお店に併設されています。

室町和久傳 外観

入り口がわからなかったのでおもたせ販売のスタッフさんに訪ねたところ、丁寧に案内していただけました。

スタッフさんに予約名を伝えたあと、上着や大きい荷物を預かっていただきカウンター席、または個室へと案内されます。

カウンター席は変則的な曲がり方をした特殊な形。

バックヤードもありますが、目の前で炭火の火入れや盛り付けをしていただけるライブ感、活気があります。

室町和久傳 カウンター席

数十人の料理人を抱える大型店なので、料理は一組ごとの食べるペースに合わせて出してもらえるタイプ。

料理について説明するのも板前の使命ということで、食材、調理法など何でも聞いてくださいと言わんばかりの若手の皆さんが眩しい。

料理長も営業時間中はバックヤードに潜らず、ずっとカウンターで調理と接客をしている様子で会話も楽しめます。



こちらは秋のディナーの一番上のコースの例。

八寸が出てこないほか箸休め的な皿はほぼなく、数を絞り旬の高級食材をポーション多めで豪快に頂く和久傳風の日本料理スタイルです(伝統的な京料理や京懐石とはちょっと違います)。

室町和久傳 先付と食前酒

先付と食前酒

この日は事前に蟹を食べていたので、蟹抜きでオーダー。代わりにでてきたのはアワビとフグの白子の初物とさすがの逸品でした。

室町和久傳 アワビ

アワビ / 通常コースではコッペガニでした

室町和久傳 松茸のお椀

松茸のお椀

室町和久傳 とらふぐの造り

トラフグ 刺し

氷見の寒ブリは松本料理長の知り合いの漁師からの直送。キャパオーバーで有名店の料理人が頭を下げに行っても手に入らない最高級のものだそう。確かに人生で一番のブリでした。

室町和久傳 寒ブリの刺身

最高級 氷見の寒ブリ

全くケチらない豪快な大きさの食材が続きます。

室町和久傳 キンメダイ 西京焼き

金目鯛 西京焼き

室町和久傳 鴨の食べ比べ

鴨肉 食べ比べ

室町和久傳 からすみ餅

からすみ餅

室町和久傳 河豚の白子 初物

河豚の白子の初物 / 通常のコースではコッペガニの甲羅焼きでした

炊合せにも高級食材のバチコが添えられています。

北海道 帯広産の「和田のごぼう」はごぼうらしからぬ甘さで衝撃。

室町和久傳 炊合せ

聖護院大根の炊合せ バチコと北海道産 和田のごぼうのフライ

締めは複数種類から好きなだけ選べる仕組み。

室町和久傳 自然薯ごはん

自然薯ごはん

松本料理長も生産者の所へいって収穫体験をしたことがあるという自然薯。京都のブランド平飼い卵「WABISUKE」も松本さん自ら取引契約を結びに行ったそう。

室町和久傳 水物

水物

室町和久傳 わらび餅

わらび餅

室町和久傳 お抹茶

お抹茶

和久傳はいわゆる会社経営の飲食店ですが、上述の通り食材の仕入れにいたるまでかなりの権限が料理長に与えられている様子。料理長が変わればまた印象が変わるタイプのお店でしょうね。

滞在時間は2時間30分弱。一斉スタートではなく一組ごとにスピードを合わせてくれるので気楽。

退店時は一見客に対しても料理長自らが店舗の外で角を曲がるまでお見送りしていただけます。



室町和久傳 本音のクチコミ

室町和久傳 ここが○

GOOD
  • 税サ込で11000円からの明瞭会計
  • 京都市のど真ん中、烏丸御池周辺で各方面からアクセスしやすい
  • 活気のある店の雰囲気
  • 料理に関して何でも答えてくれる若い板前さん達の対応
  • 一見にも料理長自ら対応、お見送りあり

オープンキッチンのカウンターは活気があり、カジュアルすぎず堅苦しすぎない絶妙な雰囲気。

席数が多いので予約も取りやすく、ランチは税サ込で11000円と比較的リーズナブルなので初めて京都でちょっといい和食店に行ってみたいという人にもおすすめ。

精進料理でヴィーガン対応もできるので、海外の知り合いをアテンドする店の候補としても○。

室町和久傳 ここが×

BAD
  • 細かいオペレーションのミスが少々

京都駅直結の伊勢丹にある系列店「京都和久傳」に伺ったときと同じなのですが、教育が厳しいのか女性のサービススタッフが怯えたような緊張感で仕事をしているのが伝わってくるのが少し気になる。

またこの日だけでもいくつか粗相があり、お隣席のドリンクが私の席に運ばれてくるのが一回、他の席で食前酒の前に先付を出してしまう、炊合せにスプーンの出し忘れなどがあった様子。

またコースで出てきた「からすみ餅」は、料理長は紙でくるんでから配膳していましたが、他の席では紙と餅を別々で出して客にゆだねているなどオペレーションの節々に細かいミスが目立ちました。

こちらのお店に限らずですが、京都のカウンター席は高級店でも接客に関してはかなり詰めが甘い印象

絶対に外せない緊張感のある食事会や接待の場合は本店の料亭など個室を検討したほうが方がいいでしょう。

肩肘張らずに利用できるのがこのお店の強みです。

室町和久傳の店舗情報

室町和久傳の予約

完全予約制。

電話:075-223-3200

和食店を電話予約する場合、「営業時間外」にかけるほうがスムーズです。

仕込みや掃除、片付けがあるので営業時間の前後でも電話は必ず通じます。

席数が多く、ネット予約にも対応しているので訪問しやすいお店です。

室町和久傳 一見対応

一見客に対しても料理長自ら角を曲がるまでのお見送りあり。

料理長や若い料理人さんが目の前で調理、盛り付けをしてくれるので聞きたいことがあれば色々と会話もできます。

京都観光でいい和食店に行ってみたい、という人には最適。

室町和久傳 利用シチュエーション

お一人様
一組の人数カウンター 〜15人 / 個室 〜10人
子連れ個室のみ可 乳幼児、ベビーカーもOK
デート
接待

お一人様から大人数までOK。

個室料金(+3000円)がかかりますが、乳幼児を含めた子連れも対応可。

デートや接待にも使えますが、上記の通り接客はちょくちょく粗があるので要注意!

室町和久傳 服装・ドレスコード

特になし※。

    ※ 京都の和食店でドレスコードはないと言われた時でも最低限避けるべきファッション

  • 短パン、タンクトップ、ミニスカートなど不必要な露出の多い服
  • サンダル、ミュールなど素足で訪れること(靴を脱ぐ店で素足は絶対にNG!)
  • 履きつぶしたような汚れた靴
  • 香水、匂いの強いヘアワックスなど
  • ダメージジーンズなど、わざと汚したようなデザインの服
  • 作業服、ジャージ、スウェットなど
  • 清潔感のある服装をこころがけましょう。

室町和久傳 営業時間などの詳細情報

免責:メニュー、価格、営業時間等の情報は店舗訪問時、および記事執筆時点のものを掲載しており最新ではないことがあります。ご了承ください。

  • 店名:むろまち わくでん / muromachi wakuden
  • 料理ジャンル:和食(割烹・懐石)
  • 観光エリア:錦市場・先斗町・四条河原町周辺
  • 住所:〒604-8106 京都府京都市中京区丸木材木町679 ( →地図でみる
  • 営業時間:ランチ 11:30 〜 15:00 / ディナー 17:30 〜 21:00
  • 定休日:火曜日
  • 公式情報: https://www.wakuden.jp/ryotei/muromachi/
  • 予約:完全予約制(電話・ネット)
  • 電話:075-223-3200
  • 予算:ランチ 11000円~(夜のコースも可) / ディナー 22000円 〜 / 冬季 蟹の特別コース(時価)あり / 精進料理(ヴィーガン対応)あり / 個室利用料 +3000円
  • 支払い方法:クレジットカード可
  • 座席:カウンター / 個室( 〜10人)
  • タバコ:禁煙
  • 備考:お一人様可 子供可(個室のみ)


室町和久傳のアクセス

住所と地図、経路のリンク

タクシーの行き先:有名店なので「室町和久傳」で通じる可能性が高い。あるいは「堺町御池(さかいまち おいけ)の辺り」。

電車 バス

  • 地下鉄 烏丸線 東西線「烏丸御池駅」徒歩5分
  • 地下鉄 東西線「京都市役所前駅」徒歩5分

駐車場

なし。

繁華街なので周辺にコインパーキング多数あり。

室町和久傳 周辺のコインパーキング

あるいは北側の御池通の地下市営駐車場を利用。

御池通 地下駐車場の入り口

「室町和久傳」周辺の京都観光名所

混雑する錦市場

錦市場から徒歩5分。

世界遺産 二条城京都御所から地下鉄で一駅。

二条城 唐門

最寄りの烏丸御池駅は地下鉄の乗換駅でバス停も多いため、様々な観光エリアからアクセスしやすい。