山國神社の概要
山國神社は宝亀年間(770〜780)に創建された長い歴史をもつ延喜式内社。
桓武天皇の平安京遷都の際、大内裏を造営するための木材が当地域から大量に運び出されたことから御杣料地に定められ本殿が建てられた。
この場所に祭主として奉仕したのが和気清麻呂(わけのきよまろ)である。
以降、大嘗祭の御殿造営に必要な木材も当地から調達することが恒例となり長和五年(1016)には三条天皇から菊の紋章と神位正一位を賜った。
源平の乱(1180 〜 1185)、元弘の乱(1331 〜 1337)など度重なる戦乱により破却されたが、応永六年(1399)に再建された。
この時に足利義満から奉納された丸に二引の紋章は現在に至るまで使用されている。
現存する建築物は慶長元年(1595)の再興より後に建てられたものという。
山國神社の見どころ
京北の里山を見守り続けてきた神社
山國神社は平安京遷都に際し創建され、1000年以上に渡り京北の地で信仰されてきた由緒正しき社である。
桂川の源流にあたり、現在も日本の原風景を残す里山の中に鎮座する精悍な神社の雰囲気は神秘的。
普段は宮司の常駐していない無人の社だが、毎年多くの行事が催され地元の人が集う場にもなっている。
ご利益 願掛け
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 子供の健康祈願
- 交通安全
- 家内安全
など
山國神社 写真撮影の注意事項
特になし。
山國神社の混雑
行事の日以外は空いている。
山國神社の御朱印
平時は無人であり御朱印の授与は行われていない。
山國神社のアクセス
住所と地図のリンク
- 〒601-0323 京都府京都市右京区京北鳥居町宮ノ元1( →地図でみる)
電車 バス
- 京北ふるさとバス 山国・黒田線 「山国護国神社前」徒歩5分
時刻表と路線図の公式リンク
京都市の中心部からアクセスする場合、JR西日本バス「高雄・京北線」の終点「周山(しゅうざん)」で京北ふるさとバスに乗り換えになる。
京北エリアの観光はできればマイカーを利用したほうがよい。京都駅周辺から1時間30分程度。
駐車場
参道や鳥居の前に無料で駐車できる。
山國神社の基本情報
- 名前:やまぐにじんじゃ / yamagunijinja
- 創建:770 〜 780年
- 祭神:大巳貴命(大国主命)
- 公式情報:http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/27/210/
- 観光エリア:高雄・周山
- 住所:〒601-0323 京都府京都市右京区京北鳥居町宮ノ元1( →地図でみる)
- 電話:0771-53-0026
- 受付時間:境内参拝自由
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:15分