水火天満宮の概要
昌泰四年(901)、醍醐天皇によって菅原道真(すがわらのみちざね)は太宰府へ左遷され、道真の子供四人も島流しに処された。
道真の死後、都では自然災害が頻発し大きな被害を受け、これらは道真の祟りではないかと恐れられていた。
道真の師であった延暦寺の法性坊尊意(ほっしょうぼうそんい)は醍醐天皇の勅命を受けて比叡山を下り、延長元年(923)に道真を祀る水火社天神天満宮を創建し怨霊をなぐさめたという。
これ以後、都の災害は鎮まったことから水火天満宮は現在まで災難除けの神として信仰されている。
尊意が延暦寺から宮中へ向かう途中、鴨川の石の上に道真が現れたという言い伝えがあり、この石は今も「登天石」として境内に祀られている。
社は尊意の別邸であり道真とも所縁のある地に造営されたが、昭和二十五年(1950)堀川通の拡張工事に伴い現在地へ移転した。
水火天満宮の見どころ
最古の天満宮
天満宮・天神の総本社である北野天満宮は天暦元年(947)の創建とされており、923年勧請の水火天満宮は「日本最初の天満宮」とも称される。
同様に北野に遷座する前に道真を祀っていた文子天満宮も「天神信仰発祥の神社」といわれる。
紅枝垂れ桜
現存する水火天満宮の境内は非常に狭いが、立派な紅枝垂れ桜と梅の木があり早春から桜の季節には境内が美しく彩られる。
桜の季節はすぐ近くの本法寺で長谷川等伯筆「涅槃図」の本物が特別公開されるため、一緒に参拝するとよい。
ご利益 願掛け
- 火災除け
- 水難除け
- 子宝・安産祈願
- 盗難・失踪除け
水火天満宮 写真撮影の注意事項
特になし。
水火天満宮の混雑
空いている日が多い。
水火天満宮の御朱印
300円。
水火天満宮のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒602-0071 京都府京都市上京区扇町722−10 堀川通上御霊上ル( →地図でみる)
- →現在地から水火天満宮の経路を表示
- →京都駅から水火天満宮の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄 烏丸線「鞍馬口駅」徒歩10分
- 市バス(系統:9、12、67)「天神公園前」徒歩すぐ
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
境内北側にコインパーキングがある。
水火天満宮の基本情報
- 名前:すいかてんまんぐう / suikatenmangu
- 創建:923年
- 祭神:菅原道真
- 公式情報:http://suikatenmanguu.com/index.html
- 観光エリア:二条城・西陣
- 住所:〒602-0071 京都府京都市上京区扇町722−10 堀川通上御霊上ル( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由 / 9:00 ~ 16:00頃(社務所)
- 拝観料:境内自由
- 所要時間の目安:15分