地蔵院(竹の寺)

地蔵院の本堂と新緑

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地蔵院の概要

地蔵院は貞治六年(1367)室町幕府の管領 細川頼之が碧潭周皎(へきたんしゅうこう、宗鏡禅師とも)に帰依して創建した。碧潭の師 夢窓疎石を勧請開山とする。

崇光・後光厳・後円融の三天皇の勅願寺となったことで大いに隆盛し、かつて歌人 藤原家良(ふじわらのいえよし)の別荘があった地には広大な伽藍が築かれた。

一休さんこと一休宗純が安国寺へ入寺する前の幼少期を過ごした寺院としても知られている。

応仁の乱(1467 〜 1477)で荒廃した後、貞享三年(1686)に皇室や細川家の支援を受けて十四世 古聖が再建。

一時は臨済宗天龍寺派に属する寺院だったが、昭和時代に独立して単立寺院となり現在に至っている。

本堂である地蔵堂は昭和十年(1935)の建立。伝教大師 最澄作と伝わる本尊 地蔵菩薩が安置され、延命安産の信仰を集める。

地蔵院の本堂と新緑

方丈は貞享三年の再建時のものが現存する。

なお京都には北区にも椿寺として知られる同名の寺院があるので、地図アプリやナビを利用する際には注意が必要である。

地蔵院の見どころ

もみじと竹の寺

地蔵院 竹林と参道

地蔵院の参道は竹林に囲まれており、「竹の寺」の通称で広く知られている。

もみじも多く新緑や紅葉の名所としても名高い。

地蔵院(竹の寺) 本堂の紅葉

十六羅漢の庭

地蔵院 十六羅漢の庭

方丈前の庭園は創建時に碧潭が作庭したという「十六羅漢の庭」で当寺の開基 細川頼之も愛したと伝わる。

庭に配された石の一つ一つが羅漢を表し、十六羅漢の修行の姿を表現している。

地蔵院(竹の寺) 十六羅漢の庭

方丈にある「猪目窓(いのめまど)」は毎年春と秋に特別公開される。

地蔵院(竹の寺)の猪目窓

地蔵院 写真撮影の注意事項

地蔵院(竹の寺)の紅葉

三脚禁止。

十六羅漢の庭は「9:00 〜 10:00」と「15:30 〜 16:00」のみ写真撮影可能。

地蔵院の混雑

空いている日が多い。

紅葉シーズンはやや人が多い。

地蔵院の御朱印

地蔵院(竹の寺)の御朱印

300円。書き置きになる場合あり。

地蔵院のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 阪急電車「上桂駅」徒歩15分
  • 京都バス(系統:63、73)「苔寺・鈴虫寺」徒歩5分

駐車場

地蔵院の駐車場

無料駐車場が数台分ある。

地蔵院の基本情報

地蔵院の参道と門

  • 名前:じぞういん / jizouin / たけのてら / takenotera
  • 創建:1367年
  • 山号:衣笠山
  • 開山 / 開基:夢窓国師 / 細川頼之
  • 宗派: 臨済宗
  • 本尊:地蔵菩薩
  • 公式情報:http://takenotera-jizoin.jp
  • 観光エリア:桂離宮・苔寺
  • 住所:〒615-8285 京都府京都市西京区山田北ノ町23( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 16:15
  • 拝観料:500円
  • 所要時間の目安:30分