百万遍知恩寺

百万遍知恩寺の境内と本堂

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百万遍知恩寺の概要

百万遍知恩寺はかつて法然が住んでいた神宮寺にはじまるという。神宮寺は賀茂社と関わりが深く、現在の烏丸今出川のあたりにあった。

建暦二年(1212)法然が入寂した後、弟子の源智が専修念仏の道場とし功徳院知恩寺と改称。

知恩寺という名は、法然の恩に報いるためにはまず「恩を知る」ことが必要、ということに由来している。

元弘元年(1331)の地震によって疫病が蔓延した際、八世 善阿(ぜんな)が百万遍念仏を称え大念珠繰りを行ったところ疫病がおさまったという。

この功績により後醍醐天皇から「百万遍」の号を賜り現在の名称となる。百万遍という言葉は現在でも交差点および周辺の地名の通称として親しまれている。

御影堂は寛文二年(1662)の建立で宝暦六年(1756)に増築されたもの。

その他、境内の釈迦堂、鐘楼、阿弥陀堂なども江戸時代のものが現存する。

百万遍知恩寺の境内と鐘楼

百万遍知恩寺の見どころ

仏像と宝物館

百万遍知恩寺の御影堂や宝物館には慈覚大師 円仁作と伝わる釈迦如来坐像、運慶作の可能性がある阿弥陀如来立像など平安 〜 室町時代の仏像が多数安置されている。

寺宝の「蝦蟇鉄拐図(がまてつかいず)」は中国 宋の画家 顔輝(がんき)真筆のものとしては現存する世界唯一の作品とされ、重要文化財の指定を受けている。

宝物館は春と秋のみの特別公開だが、一部の展示品は京博などに寄託されており当寺で鑑賞することができない。

毎月15日の手作り市と写経会・大念珠繰り

百万遍知恩寺では毎月15日に手作りを開催。

また同日(8月のみ25日)には写経会・大念珠繰りも催される。予約は不要で12時30分最終受付。志納金は1000円。

百万遍知恩寺 写真撮影の注意事項

御影堂内部、宝物館は撮影不可。

百万遍知恩寺の混雑

空いている日が多い。

毎月15日の手作り市、写経会・大念珠繰りの日はやや混雑する。

百万遍知恩寺の御朱印

百万遍知恩寺の御朱印

300円。3種類ある。

百万遍知恩寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 京阪電車「出町柳駅」徒歩10分
  • 市バス(系統:3、17、急行102、203)「百万遍(ひゃくまんべん)」徒歩すぐ

駐車場

百万遍知恩寺の駐車場

境内西側(東大路通沿い)に駐車場がある。参拝者は駐車券を寺務所で提出すれば無料。

百万遍知恩寺の基本情報

百万遍知恩寺の本堂と桜

  • 名前:ひゃくまんべんちおんじ / hyakumanbenchionji
  • 創建:1212年(知恩寺改称)
  • 山号:長徳山
  • 開山 / 開基:法然 / 源智
  • 宗派:浄土宗
  • 本尊:釈迦如来
  • 公式情報:http://chionji.jp
  • 観光エリア:銀閣寺・哲学の道・南禅寺
  • 住所:〒606-8225 京都府京都市左京区田中門前町103( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 17:00
  • 拝観料:無料
  • 所要時間の目安:30分