慈眼寺

慈眼寺の門と鐘楼

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慈眼寺の概要

慈眼寺の創建年代は不詳。

承応元年(1652年)に功山花心がこの地にあった旧跡を再興し、安永五年(1776)朴龍自興が入寺して曹洞宗寺院に改められたという。

戦国時代、明智光秀は当寺を拠点に周山城を築城したと伝わり境内裏手の洞窟はかつて周山城の井戸への隠し通路になっていたという伝承もある。

歴代住職と檀家の先祖を祀る開山堂の天井には182枚の水彩画が描かれている(通常非公開)。

慈眼寺の本堂と開山堂


慈眼寺の釈迦堂の通常拝観は土、日、月曜のみ。

それ以外の曜日は事前に電話予約が必要。住職が在宅の場合も予約なしで拝観できるがアクセスが悪いため予約はしておいたほうがよい。

慈眼寺の見どころ

明智光秀の黒坐像(くろみつ大雄尊)

慈眼寺の明智光秀坐像のポストカード

慈眼寺の釈迦堂には珍しい明智光秀の坐像が安置されている。

詳しい由緒は不明だが、かつてこの地で悪政を敷いていた宇津氏を打倒して丹波に平和をもたらした明智光秀の功績を讃え彫刻されたと考えられている。

日本史に残る大事件 本能寺の変の後、光秀は長年に渡り逆臣の汚名を着せられたことから地元の人間が密かにお祀りして現代まで紡がれてきたという。

お腹の病気平癒祈願の烏枢沙摩明王尊

慈眼寺の釈迦堂

釈迦堂には光秀の坐像の他に本尊 烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)も祀られている。

かつてひどい腹痛に苦しむ旅人が周山までたどり着きこの明王に祈願したところすぐに回復した、という逸話からお腹の病気平癒の信仰を集める。

慈眼寺 写真撮影の注意事項

本堂、釈迦堂内部は撮影禁止。

慈眼寺の混雑

空いている。

慈眼寺の御朱印

慈眼寺の御朱印

手書きは二種類あり300円。

その他季節ごとに書き置きの限定御朱印がある。

慈眼寺のアクセス

住所と地図のリンク

電車 バス

  • JR西日本バス 「周山」徒歩5分
  • 京北ふるさとバス 「周山」徒歩5分

京都市の中心部からアクセスする場合、JR西日本バス「高雄・京北線」の終点「周山(しゅうざん)」で京北ふるさとバスに乗り換えになる。

京北エリアの観光はできればマイカーを利用したほうがよい。京都駅周辺から1時間30分程度。

駐車場

京都 道の駅ウッディー京北

徒歩5分ほどの場所にある道の駅ウッディー京北の駐車場が利用できる。

慈眼寺の基本情報

慈眼寺の門

  • 名前:じげんじ / jigenji
  • 創建:不詳 / 1652年再興
  • 山号:慧日山
  • 開山 / 開基:不詳 / 功山花心(江戸時代の再興)
  • 宗派:曹洞宗
  • 本尊:聖観世音菩薩
  • 公式情報:http://jigenji.kyoto
  • 観光エリア:高雄・周山
  • 住所:〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町上代4( →地図でみる
  • 電話:075-852-0213
  • 受付時間:境内参拝自由 / 釈迦堂の拝観 10:00 〜 16:00(土、日、月曜のみ)
  • 拝観料:境内参拝無料 / 釈迦堂 300円
  • 所要時間の目安:15 〜 30分