妙満寺の概要
日什大正師(にちじゅうだいしょうし)はもともと天台宗の僧であったが、故郷の会津で日蓮聖人の教えに触れ67歳で改宗する。
その後、日什上人は69歳で上洛し康応元年(1389)現在の烏丸五条付近に妙満寺を建立。
妙満寺は応仁の乱などの戦火に度々見舞われたが、天正十一年(1583)豊臣秀吉の時代に寺町二条に移転した。
400年にわたり「寺町二条の妙満寺」として親しまれたが、都市化が進む京都市中心部の環境悪化を避けるべく昭和四十三年(1968)に岩倉へ移り現在に至る。
洛中法華二十一ヵ寺本山の一つ。
妙満寺の見どころ
雪月花三名園「雪の庭」
妙満寺には「洛中雪月花三名園」の一つに数えられる「雪の庭」がある。
作庭は俳諧の祖としても名高い松永貞徳。昭和に現在の岩倉へ移転する際、清水寺にある成就院から妙満寺へと移築された。
比叡山を借景とし、冠雪の頃にもっとも美しくみえることから「雪の庭」と称される。
なお「月の庭」は現在も成就院にあるが、北野(祇園という説もあり)にあったとされる「花の庭」は現存していない。
仏舎利塔と比叡山を望む境内
妙満寺の境内には、アショーカ王が紀元前200年頃建立したインドのブッダガヤ大塔を模した仏舎利塔がある。
釈迦牟尼仏の教えに回帰する、という目的で昭和四十八年(1973)に建てられた。
一階には釈迦牟尼仏坐像が安置されている。
桜
妙満寺の境内には数種類の桜があり、無料でお寺と桜の景色が楽しめる。
4月下旬から5月上旬のツツジ
妙満寺の門の周辺にはたくさんのツツジがあり、4月下旬頃にツツジの花が咲き乱れる。
例年、ゴールデンウィークの頃が見頃となる。
大根だき
毎年12月の第二日曜頃に開催される。
拝観料込で1000円。
妙満寺 写真撮影の注意事項
展示室は撮影不可。
受付で申告すれば室内の庭園撮影でも三脚が使用できる場合あり。三脚の足の下に引く布等は持参。
妙満寺の混雑
空いている日が多い。
妙満寺の御朱印
300円。
妙満寺のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91( →地図でみる)
- →現在地から妙満寺の経路を表示
- →京都駅から妙満寺の経路を表示
電車 バス
- 京都バス(系統:40、45、46、50、52)「幡枝(はたえだ)」徒歩すぐ
- 叡山電車「木野駅」徒歩10分
駐車場
参拝者専用の広い無料駐車場がある。
妙満寺の基本情報
- 名前:みょうまんじ / myoumanji
- 創建:1389年
- 山号:妙塔山
- 開山 / 開基:日什
- 宗派:日蓮宗 / 顕本法華宗
- 本尊:十界曼荼羅
- 公式情報:http://www.myomanji.jp
- 観光エリア:鞍馬・貴船・岩倉
- 住所:〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91( →地図でみる)
- 電話:TEL:075-791-7171
- 受付時間:9:00 ~ 16:00
- 拝観料:境内参拝無料 / 雪の庭と本坊 600円 / ツツジと紅葉のシーズンは境内参拝も有料
- 所要時間の目安:1時間