美山かやぶきの里の概要
美山 かやぶきの里は、江戸 〜 明治時代(約230 〜 150年前)に建てられた「北山型民家入母屋造り」の茅葺き民家が現存する町並みである。
かやぶきの里にあたる北集落には39棟の民家があり、日本の原風景を残す貴重な遺産であるとして平成五年(1993)に国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。
屋根は20年に一度に葺き替えが行われる。
現在は里全体で共有する茅場があり、毎年行われる「茅の採取」と「茅葺」の技術は令和二年(2020)にユネスコの無形文化遺産に登録された。
美山かやぶきの里の見どころ
茅葺き民家と四季折々の風景
日本の原風景を感じさせる美山 かやぶきの里では、茅葺き民家と共に四季折々の景色が堪能できる。
4月中旬の桜、夏の田園、9月のそばの花、秋の紅葉、1月末から2月の雪灯篭などが有名。
特に毎年5月20日と12月1日に行われる消火設備の「一斉放水点検」の日には多くの見物客が訪れる。
民俗資料館と藍美術館
美山民俗資料館では実際に茅葺き民家の内部に入って内装や機能を体験できる(月曜休館)。
ちいさな藍美術館は染色家 新藤弘行氏が収集した世界の染め物が展示されている(木金休館 / 冬季も休館あり)。
共に歴史を刻んできた神社や寺院
かやぶきの里には地域の人々の暮らしを見守ってきた古寺、古社が複数残っている。
- 稲荷神社:中野姓の氏神で農業の神様。
- 鎌倉神社:勝山姓の氏神で戦の守護神。
- 知井八幡神社:平安時代創建。知井九ヶ村の総社。
- 普明寺:本尊は子安観音として信仰を集める曹洞宗の寺院。
美山かやぶきの里 写真撮影の注意事項
特になし。
今も人々が生活しているので迷惑をかけないよう心がけが必要。
美山かやぶきの里の混雑
比較的空いている日が多い。
5月と12月の放水点検日はやや混雑する。
美山かやぶきの里のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒601-0712 京都府南丹市美山町北( →地図でみる)
- →現在地から美山かやぶきの里の経路を表示
- →京都駅から美山かやぶきの里の経路を表示
電車 バス
- JR線「日吉駅」から南丹バスに乗り換え 約50分
4月末 〜 10月末の土日祝日、秋の行楽シーズン、および一斉放水点検日(5月20日と12月1日)は京都駅から京阪バスあり。
時刻表等は→ 南丹市観光協会の公式サイトを参照。
駐車場
広い有料駐車場がある。普通車500円、バス1000 〜 2000円(サイズに応じる)。
バイク200円、駐輪場の利用は無料。
駐車場は24時間利用できる(係員不在の時間は料金箱に駐車料金を納める)が、トイレの利用は日中の営業時間のみ。
美山かやぶきの里の基本情報
- 名前:みやま かやぶきのさと / miyama kayabukinosato
- 造営年:江戸時代 〜 明治時代(230~150年前頃)
- 公式情報: https://kayabukinosato.jp
- 観光エリア:高雄・京北
- 住所:〒601-0712 京都府南丹市美山町北( →地図でみる)
- 電話:TEL:0771-75-9030 (南丹市観光協会の電話番号)
- 受付時間:駐車場は24時間 / 食事処・土産屋は9:00 〜 17:00頃まで
- 参観料金:無料 / 民俗資料館と藍美術館 それぞれ300円
- 所要時間の目安:1時間30分 〜