藤森神社

藤森神社の本殿と拝殿

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藤森神社の概要

藤森神社の具体的な創建年代は不詳だが平安京遷都以前から存在する古社である。

一説には神功皇后が摂政三年(203)新羅から凱旋した後にこの地を聖地として祀ったのが始まりとも伝わる。

永享十年(1438)後花園天皇の勅命を受けた足利義教が当時山頂に鎮座した稲荷の祠(現在の伏見稲荷大社)を麓の藤尾に還すにあたり、藤尾大神を藤森に遷座したのが東殿という。

西殿には非業の死を遂げた早良親王、伊豫親王、井上内親王ををお祀りする。

現存する本殿は正徳二年(1712)に中御門天皇から宮中の賢所を下賜されたもの。

本殿の北側にある大将軍社と八幡宮社はいずれも永享十年(1438)に足利義教によって造営された建物が現存しており室町時代の建築様式を現代に伝える遺構である。

藤森神社の見どころ

馬の神

藤森神社の馬の石像

西殿の御祭神 早良親王は生前に藤森神社を崇敬しており、陸奥国の反乱鎮圧に対して当社で戦勝を祈願したという。

この早良親王の東征に由来する神事が駒馬神事であり、現在は馬の神として信仰されている。

競馬の騎手や調教師、競走馬のファンの参拝や絵馬の奉納が絶えない。

こどもの日の起源

貞観五年(863)清和天皇の勅願を受けた藤原良房が催した「深草貞観の祭り」は現在も続く深草祭(藤森祭)の起源とされる。

古来より旧暦の5月5日に行われ、同時期に最盛期を迎える菖蒲の花が装飾に用いられる。

菖蒲(しょうぶ)は転じて尚武、勝負とも聞こえることから武家の行事として定着し、家の後継ぎである男の子の成長、一族の繁栄を願う日となった。

これが現代の暦の「こどもの日(菖蒲の節句)」の起源である。

あじさい苑

藤森神社のあじさい苑

藤森神社の境内には二箇所のあじさい苑があり梅雨の6〜7月に公開される。

ご利益 願掛け

  • 学問の神
  • 勝運の神
  • 馬の神
  • など

藤森神社 写真撮影の注意事項

あじさい苑は三脚持ち込み禁止。

藤森神社の混雑

空いている日が多い。

藤森神社の御朱印

300円。その他季節限定の書き置き御朱印も複数ある。

藤森神社のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 京阪電車「墨染(すみぞめ)駅」徒歩7分
  • JR「藤森駅」徒歩5分
  • 市バス(系統:臨時南5、南8)「藤森神社前」徒歩すぐ

駐車場

藤森神社の駐車場

境内の北側と南側に参拝者用の駐車場がある。

藤森神社の基本情報

藤森神社の鳥居

  • 名前:ふじのもりじんじゃ / fujinomorijinja
  • 創建:不詳
  • 祭神:本殿 素盞鳴尊など七柱 / 東殿 天武天皇 舎人親王 / 西殿 早良親王 伊豫親王 井上内親王
  • 公式情報:http://www.fujinomorijinjya.or.jp
  • 観光エリア:城南宮・伏見桃山・石清水八幡宮
  • 住所:〒612-0864 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609( →地図でみる
  • 電話:TEL:075-641-1045
  • 受付時間:9:00 ~ 16:00(社務所)
  • 拝観料:境内参拝無料 / あじさい苑 300円
  • 所要時間の目安:15 〜 30分