聖護院門跡

聖護院 山門

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聖護院門跡の概要

滋賀県にある三井寺の僧 増誉は円珍(智証大師)の後を継いだ後、白河上皇の熊野御幸の先達として案内を任され、その功により現在の聖護院一帯の土地を拝領すると共に熊野三山検校職、修験者の統括を命じられた。

増誉は寛治四年(1090)に「聖を護った寺」としてこの地に聖護院を創建。

応仁の乱(1467 〜 1477)で焼失後は洛北 岩倉などを転々とするも、延宝四年(1676)に再び元の場所に再建され現在に至る。

書院はその時に御所から移築したもので重要文化財の指定を受けている。

後白河天皇の皇子 静恵法親王(じょうえほっしんのう)が第四世として入寺されて以降は門跡寺院として繁栄し、聖護院宮は明治維新まで存続した。

また天命八年(1788)と安政元年(1854)に御所で火災が発生した際には光格天皇、孝明天皇の仮皇居となるなど皇室との関係が深い。

聖護院門跡は仏間以外が通常非公開。例年秋に建物内部の特別公開が行われる。最新の公開情報は→京都春秋の公式サイトを参照。

聖護院門跡の見どころ

修験道の仏像

聖護院の仏間では修験道に関連する仏像を間近で拝むことが可能。

逆手阿弥陀如来像は蓮台(仏像をのせる台座)が2つに分かれた珍しい形をしていることで有名。

仏像の写真撮影はできないが公式サイトで画像を見ることができる。

建物内部の特別拝観

聖護院 襖絵

聖護院は仏間以外は通常非公開だが、例年秋に宸殿や書院の内部が特別公開される。

内部では狩野派による襖絵のほか、本尊である不動明王像(平安時代)、光格天皇が仮御所として使用した上段の間などをガイド付きで鑑賞できる。

聖護院門跡 宸殿 上段の間

聖護院門跡 写真撮影の注意事項

仏像などは撮影不可。

建物内部は宸殿の上段の間のみ撮影可。

聖護院門跡の混雑

聖護院のソメイヨシノ

聖護院の枝垂れ桜

空いている日が多い。

聖護院門跡の御朱印

聖護院門跡の御朱印

300円。

御朱印は特別公開以外の平時でも授与していただける。

聖護院門跡のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 地下鉄 東西線「東山駅」徒歩15分
  • 京阪線「神宮丸太町駅」徒歩10分
  • 市バス(系統:31、201、206)「熊野神社前」徒歩2分

駐車場

聖護院の駐車場

山門の中に無料で駐車できる。

聖護院門跡の基本情報

聖護院の本殿・宸殿

  • 名前:しょうごいん / shougoin
  • 創建:1090年
  • 山号:
  • 開山 / 開基:増誉
  • 宗派:本山修験宗総本山
  • 本尊:不動明王
  • 公式情報:https://www.shogoin.or.jp/index.html
  • 観光エリア:平安神宮・岡崎
  • 住所:〒606-8324 京都府京都市左京区聖護院中町15( →地図でみる
  • 電話:TEL:075-771-1880
  • 受付時間:9:30 ~ 17:00(9月 〜 3月は16:30)
  • 拝観料:無料 / 秋の特別拝観は800円 / 不定期で法要による拝観謝絶日あり
  • 所要時間の目安:30分 〜 1時間