積善院準提堂

積善院準提堂の本堂

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積善院準提堂の概要

積善院準提堂は、明治維新の廃仏毀釈の影響を受け聖護院周辺にあった本山修験宗の4つの寺院、積善院、準提堂、才知院、定泉院が合併してできた寺院。

積善院は平安時代末期から鎌倉時代に聖護院門跡に次ぐ寺格をもつ院家として創建された。

准胝堂は、光格天皇の発願で寛政十一年(1799)に准胝観世音菩薩をお祀りするお堂を熊野神社の南東に建てたのが起源である。

才知院は天明三年(1783)、定泉院は十七世紀後半頃に建立されたという。

明治十三年(1880)、神仏分離によって積善院と準提堂が合併し積善院準提堂となり、大正三年(1914)に現在地へ移転。

才知院と定泉院は幕末に合併しその後断絶するが、保存された尊像が平成十三年(2001)に積善院に合祀され現在に至っている。

積善院準提堂の見どころ

複数の寺院のご本尊を現代に伝える寺院

縁起の通り積善院準提堂は4つの寺院が合併してできた寺院であり、現在も本堂には各寺院の本尊であった仏像が安置されている。

  • 准胝観世音菩薩(准胝堂):豪潮律師による彫刻。あらゆる難を取り除き、人々を悟りの世界へ導く。家内安全・病気平癒・子宝安産・恋愛成就・航海安全などの功徳があると信じられている。
  • 不動明王(積善院):平安末期から鎌倉時代の作とされ聖護院の本尊と似ており智証大師の作風を今に伝える。
  • 弁財天女像(才知院):縁起に記された逸話から病気平癒の信仰を集める。極彩色の塗装が現在もはっきり残る。
  • 神変大菩薩(定泉院):修験道の創始者 役行者(えんのぎょうじゃ、役小角)の像。

その他、境内には保元の乱(1156)で島流しとなった崇徳天皇の祟りを鎮めるために祀られたという人喰い地蔵も安置されている。

五大力菩薩

積善院準提堂は毎年 2月23日のみ開帳される「五大力菩薩」で知られている。

国の王が仏教を護持するのに対し、その国を護るのが五人の菩薩であるという。

家内守護の他、約束や恋愛の成就を願う参拝者が絶えない。

積善院準提堂 写真撮影の注意事項

仏像は撮影禁止。

積善院準提堂の混雑

空いている。

積善院準提堂の御朱印

積善院準提堂の御朱印

300円。書き置きのみで種類は複数ある。

積善院準提堂のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 地下鉄 東西線「東山駅」徒歩15分
  • 京阪線「神宮丸太町駅」徒歩10分
  • 市バス(系統:31、201、206)「熊野神社前」徒歩2分

駐車場

なし。すぐ近くに広いコインパーキングがある。

須賀神社・交通神社の近くのコインパーキング

積善院準提堂の基本情報

積善院準提堂の山門

  • 名前:しゃくぜんいん じゅんていどう / shakuzenin junteido
  • 創建:不詳 / 平安末期 ~ 鎌倉時代(積善院)
  • 山号:
  • 開山 / 開基:光格天皇(准胝堂)
  • 宗派:本山修験宗
  • 本尊:准胝観世音菩薩
  • 公式情報: https://www.shakuzen-in.kyoto
  • 観光エリア:平安神宮・岡崎
  • 住所:〒606-8324 京都府京都市左京区聖護院中町14( →地図でみる
  • 電話:TEL:075-761-0541
  • 受付時間:9:00 ~ 16:00頃(寺務所)
  • 拝観料:本堂参拝無料
  • 所要時間の目安:15分