平安神宮の概要
平安神宮は明治二十八年(1895)に平安遷都1100年を記念し、京都の始祖ともいえる桓武天皇を御祭神として創建された。
創建の背景には、幕末の騒乱で荒廃し、明治維新で首都が東京へ移ったことで危機的状況を迎えていた京都を復興するという願いが込められており、平安神宮は京都総鎮守の社とされている。
昭和十五年(1940)、生涯を京都で過ごした最後の天皇となった孝明天皇の合祀に伴い、本殿、回廊、社務所などが増築された。
社殿、新門、外拝殿など境内の建物は平安京を模して作られており、多くが創建当時のまま現存し重要文化財の指定を受けている。
なお京都の神社の中では比較的新しい部類に入ることもあり、他の神社と異なり「平安さん」のような呼ばれ方をすることはほぼない。
平安神宮の見どころ
神苑の桜
平安神宮の神苑は東・中・西・南の4つの庭からなり、社殿の周囲を囲んでいる。
南苑以外は植治こと七代目小川治兵衛の作庭で、明治時代を代表する池泉回遊式庭園として名高い。
四季折々の花景色が楽しめるが、特に春の桜の美しさは筆舌に尽くしがたい。
4月上旬には「紅しだれコンサート」というライトアップイベントも実施される。
岡崎疎水の桜とライトアップ
平安神宮の周囲を囲む岡崎疎水沿いも桜の名所として知られる。
こちらもライトアップが行われ、無料で楽しめる。
10月22日の時代祭
平安神宮の祭「時代祭」は京都三大祭の一つに数えられる。
10月22日は平安京遷都の日で京都の誕生日とも言われる。
行列は「12:15頃」京都御所を出発し、「14:30頃」平安神宮へ到着する。
ご利益 願掛け
- 厄除
- 家内安全
- 商売繁盛
- 安産祈願
- 病気平癒
- 健康長寿
- 交通安全
- 合格祈願
など
平安神宮 写真撮影の注意事項
神苑内の三脚利用は有料。
社務所で2000円を納付して許可証を発行する。
平安神宮の混雑
年中人は多いが境内は広いのでさほど気にならない。
平安神宮の御朱印
300円。
平安神宮のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97( →地図でみる)
- →現在地から平安神宮の経路を表示
- →京都駅から平安神宮の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄 東西線「東山駅」徒歩10分
- 京阪線「三条駅」または「神宮丸太町駅」徒歩15分
- 市バス(系統:5、46、急行100、急行110、岡崎ループ)「岡崎公園 美術館・平安神宮」徒歩5分
- 市バス(系統:32、46、岡崎ループ)「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」徒歩5分
駐車場
参道沿いにある岡崎公園、みやこめっせなどの地下駐車場を利用。
駐車場は広いが、桜の季節や大型連休は満車になったり、駐車場出口が大渋滞したりとかなり混雑する。
また休日は上限料金がないので注意が必要。
平安神宮の基本情報
- 名前:へいあんじんぐう / heianjingu
- 創建:1895年
- 祭神:桓武天皇 / 孝明天皇
- 公式情報:http://www.heianjingu.or.jp
- 観光エリア:平安神宮・岡崎
- 住所:〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97( →地図でみる)
- 受付時間:6:00 〜 18:00(境内 / 御朱印は7:30 〜) / 8:30 ~ 17:30(神苑 / 11月 〜 2月は16:30まで)
- 拝観料:境内自由 / 神苑 600円
- 所要時間の目安:1時間 〜 1時間30分