吉田神社の概要
吉田神社は、貞観元年(892)藤原山蔭が奈良の春日神を勧請して吉田山に氏神として祀ったことにはじまる。
吉田山は京都の「東北鬼門」であり、また古来より心霊が降臨する「神楽岡」として信仰されてきた聖地でもあった。
室町時代には応仁の乱で荒廃したが、文明十六年(1484)に吉田神道の創始者として知られる神官 吉田兼倶(よしだかねとも)が大元宮を造営し復興した。
現在大元宮は吉田神社の末社となっているが、神事は大元宮を中心に行われるなど依然として吉田神社の重要な社であり続けている。
吉田神社の見どころ
斎場所大元宮
斎場所大元宮は文明十六年(1484)に造営され、慶長六年(1601)に修復されたものが現存する。
建物は八角形の母屋、六角形の後房など非常に珍しい構造で有名。
斎場所大元宮は宇宙の根源神である虚無大元尊神(ソラナキオオモトミコトカミ)を中心とし、そこから生じる天神地祇八百萬神(テンジンチギヤオヨロズノカミ)や全国のあらゆる神々を祀っている。
このことから、大元宮に参拝することは日本全国の神社を拝むことに等しくあらゆる神々のご加護が受けられるとされている。
毎月1日と1/2、1/3および節分祭に限り大元宮内陣へ参拝することが可能。
境内にある摂社・末社
吉田神社の境内には、本宮、大元宮以外にも菓子の祖神を祀る菓祖神社、包丁の神・料理飲食の祖神を祀る山蔭神社などユニークな社があり、和菓子職人、京料理の板前などの参拝が絶えない。
節分祭
京都では数多くの節分祭が行われているが、吉田神社のものは特に著名で人気がある。
毎年2月2日から4日まで開催される。詳しいスケジュールは公式サイトを参照。
ご利益 願掛け
- 厄除け
- 開運
- 学問の神
- 良縁・夫婦和合
- 水徳の神(若宮社)
- 包丁の神・料理飲食の祖神(山蔭神社)
- 菓子の祖神(菓祖神社)
など
吉田神社 写真撮影の注意事項
特になし。
吉田神社の混雑
空いている日が多い。節分祭は混雑する。
吉田神社の御朱印
300円。
吉田神社のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30( →地図でみる)
- →現在地から吉田神社の経路を表示
- →京都駅から吉田神社の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:31、65、201、206)「京大正門前」徒歩5分
- 市バス(系統:17、203「京大農学部前」徒歩5分
- 京阪線「出町柳駅」徒歩15分
駐車場
参道に無料で駐車できる。
節分祭の日は利用不可。
吉田神社の基本情報
- 名前:よしだじんじゃ / yoshidajinja
- 創建:859年
- 祭神:健御賀豆知命 / 伊波比主命 / 天之子八根命 / 比売神
- 公式情報:http://www.yoshidajinja.com/index.html
- 観光エリア:平安神宮・岡崎
- 住所:〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由 / 9:00 ~ 17:00(社務所)
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:30分 〜 1時間