嵯峨鳥居本の概要
嵯峨鳥居本は、愛宕神社(あたごじんじゃ)の参道入口にあたる一の鳥居の周辺に形成された町家や草葺き屋根の家屋の町並みである。
現在のように電灯が存在しなかった時代、夜に明かりを灯すには火を用いるほかなく、木造の建物は常に火事の危険と隣合わせであった。
八世紀頃に創建された愛宕神社は古くから火を司る神として信仰され、江戸時代には火伏せ祈願の参拝者で賑わうようになったことから参道沿いに町が栄えたという。
街道奥の清滝トンネルを抜けた先に登山道入り口がある。
現在、町一帯は京都府の伝統的建造物群保存地区に指定されている。
嵯峨鳥居本の見どころ
江戸時代の雰囲気を今に伝える茶屋
愛宕神社一の鳥居の隣には江戸時代創業の平野屋とつたやという二軒のお茶店がある。
どちらも季節の懐石料理が楽しめる料亭であるとともに、今も参拝者をもてなす休憩所としての側面をもつ。
平野屋の「志んこ」やつたやの「桜餅」はお手頃な値段で頂くことができる。
元々は絶品とされる世木村(現在の日吉町)の鮎を京都中心部へ運ぶ鮎問屋として創業されたため、特に夏の鮎料理が有名。
嵯峨鳥居本 写真撮影の注意事項
特になし。
道は車が通るので三脚の使用等は注意が必要。
嵯峨鳥居本の混雑
空いている日が多い。
嵯峨鳥居本のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒616-8439 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本( →地図でみる)
- →現在地から嵯峨鳥居本の経路を表示
- →京都駅から嵯峨鳥居本の経路を表示
電車 バス
- 嵐電「嵐山駅」徒歩25分
- JR線「嵯峨嵐山駅」徒歩25分
- 京都バス(系統:62、72、92、94)「鳥居本(とりいもと)」徒歩5分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
道なりに進んだ清滝トンネルの手前あたりに駐車できる。