文子天満宮の概要
菅原道真(すがわらのみちざね)の曽祖父 古人(ふるひと)が桓武天皇に仕えて以降、菅原氏は歴代の天皇に奉仕するという栄職を歴任してきた。
しかし昌泰四年(901)、醍醐天皇によって菅原道真(すがわらのみちざね)は太宰府へ左遷され、道真の子供四人も島流しに処されてしまう。
道真の死後、都では自然災害が頻発し大きな被害を受け、これらは道真の祟りではないかと恐れられていた。
道真の乳母であった多治比文子(たじひのあやこ)は道真から本人自らが彫刻した神像を託されており、自宅に小さな祠を建ててこの像を祀って祟りを鎮めようと祈ったと伝わり、これが文子天満宮の起源とされる。
天慶五年(942)、文子は道真から北野の地へと遷座させるようお告げを受け、天暦(947)に北野天満宮が創建されることになった。
その後も文子天満宮は存続し、度重なる戦や大火による焼失を繰り返すも都度再建され現在に至っている。
現存する社殿は大正七年(1918)に造営されたもの。
文子天満宮の見どころ
天神信仰の起源
創建の由緒から文子天満宮は北野天満宮の前身神社とされ、「天神信仰発祥の神社」である。
同様に北野天満宮創建以前から存在する水火天満宮(923年創建 / 西陣)は「日本最初の天満宮」と称されている。
ご利益 願掛け
- 合格祈願
- 交通安全
- 無病息災
- 家内安全
- 厄除け
など
文子天満宮 写真撮影の注意事項
特になし。
文子天満宮の混雑
空いている日が多い。
文子天満宮の御朱印
300円。種類は複数ある。
文子天満宮のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒600-8184 京都府京都市下京区天神町400( →地図でみる)
- →現在地から文子天満宮の経路を表示
- →京都駅から文子天満宮の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄烏丸線「五条駅」徒歩5分
- JR線「京都駅」徒歩10分
- 京阪電車「京阪七条駅」、または「清水五条駅」徒歩12分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
なし。周辺にコインパーキングが多数あり。
文子天満宮の基本情報
- 名前:あやこてんまんぐう / ayakotenmangu
- 創建:不詳 / 10世紀前半頃
- 祭神:菅原道真 / 多治比文子
- 公式情報: http://ayakotenmangu.or.jp
- 観光エリア:京都駅・本願寺
- 住所:〒600-8184 京都府京都市下京区天神町400( →地図でみる)
- 電話:TEL:075-361-0996
- 受付時間:9:00 ~ 16:00頃(社務所)
- 拝観料:境内参拝無料
- 所要時間の目安:15分