石像寺の概要
石像寺は弘仁十年(819)に弘法大師 空海によって創建されたと伝わり、正式名称は光明遍照院石像寺という。
鎌倉時代に俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうじゅうげん)によって真言宗から浄土宗に改められた。
本尊の地蔵菩薩は空海の作とされ、「釘抜地蔵」の通称で知られる。
かつては「苦抜地蔵」と呼ばれており、両手の痛みに苦しむ商人が最後の望みをかけて参拝したところ、夢の中に現れた地蔵菩薩が「前世からの呪いという釘」を両手から抜いて痛みから解放してくれたという。
この伝説から苦しみを抜く地蔵菩薩として信仰されている。
また地蔵堂裏手の小堂には鎌倉時代の作という阿弥陀如来坐像なども安置されている。
石像寺の見どころ
お百度参り
地蔵菩薩に上記の「釘抜き」を願うには定められた「お百度参り」の手順を踏む必要がある。
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釘抜き地蔵 お百度参りの手順
- 寺務所でお百度参りをする旨を伝える
- ろうそく、線香を購入(50円。持参してもよい)
- ろうそくと線香を地蔵堂にお供えし、本尊に向かって合掌
- 地蔵堂に向かって右側に置いてある竹札を「数え年」の枚数だけ手に取る
- 地蔵堂の周りを時計回りで歩き、1周するごとに竹札を元の場所に返していく。これを竹札がなくなるまで繰り返す(= 年齢と同じ数だけ地蔵堂を時計回りで周回する)
- 最後にもう一度本尊に合掌
石像寺 写真撮影の注意事項
お堂内部は撮影不可。
石像寺の混雑
空いている日が多い。
石像寺の御朱印
300円。
上記の「お百度参り」を行わないと授与されない。
お百度参りを終えた後、寺務所で住職に「釘が抜けた感想」を伝える必要がある。
すぐに感想を言えないと周回を誤魔化していい加減に参拝したのではないかと疑われ、ものすごい剣幕で怒られるので要注意。
石像寺のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒602-8305 京都府京都市上京区花車町503( →地図でみる)
- →現在地から石像寺の経路を表示
- →京都駅から石像寺の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:6、46、59、206)「千本上立売(せんぼんかみだちうり)」徒歩2分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
なし。千本通沿いのコインパーキングを利用。