上賀茂神社の概要
上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」という。
創建年について確たる史実は定まっていないが、神武天皇の時代に御祭神 賀茂別雷大神(カモワケイカヅチノオオカミ)が降臨し、兄玉依日古(アニタマヨリヒコ)の子孫である賀茂県主一族が奉斎したという伝承がある。
天武天皇 七年(678)山背国によって賀茂神宮が創建され、これが現代まで続く上賀茂神社の原型とされる。
賀茂別雷大神の母 玉依姫命と祖父 賀茂建角身命(カモタケツヌミノミコト)は下鴨神社(下社)に祀られており、下社と上社(上賀茂神社)をあわせて賀茂社と称する。
平安遷都に際し桓武天皇の行幸があり、それ以降上賀茂神社は王城鎮護の神として歴代天皇から奉幣祈願を受けた。
皇室以外の貴族、武家との関係も深い。特に徳川家康は家紋「三つ葉葵 」が上賀茂神社のご神紋「二葉葵」に由来することから厚く信仰していたという。
平成六年(1994)ユネスコ世界遺産に登録。
上賀茂神社の見どころ
国宝の本殿
上賀茂神社の本殿と権殿はともに文久三年(1863)の再建で三間社流造の典型として名高く国宝に指定されている。その他の御殿も寛永五年(1628)頃の造替。
不定期で本殿に昇段できる特別拝観が行われる。
5月15日の葵祭
京都三大祭の一つ「葵祭」は上賀茂神社と下鴨神社の例祭である。
上賀茂神社では、15日の本祭の他に5月1日の「賀茂競馬足そろえ式」、5月5日の「歩射神事」などが催される。
本祭当日の行列は「15時30分ごろ」上賀茂神社へ到着する。
参道の桜
上賀茂神社の参道には孝明天皇ゆかりの御所桜、当社に仕えた斎王が愛でたという斎王桜など、立派な桜が数本存在している。
賀茂川沿いや京都府立植物園など近隣にも桜が綺麗な名所が多い。
明神川沿いの社家町
上賀茂神社門前一帯(大田神社方面)にある社家町は京都府の「伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
社家とは神社に奉仕する神官たちの住居のこと。
上賀茂の社家は土塀と門があり、屋根に懸魚(げぎょ)という寺院風の飾りがあるのが特徴。
ご利益 願掛け
- 厄除け
- 方除け
- 災難除
- 八方除
- 開運
- 必勝
上賀茂神社 写真撮影の注意事項
本殿内部は撮影不可。
上賀茂神社の混雑
境内は広いので混雑は気にならない。
上賀茂神社の御朱印
300円。
上賀茂神社のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339( →地図でみる)
- →現在地から上賀茂神社の経路を表示
- →京都駅から上賀茂神社の経路を表示
電車 バス
- 市バス(系統:4、46、67)「上賀茂神社前」徒歩すぐ
- 市バス(系統:9、37、北3)「上賀茂御園橋(かみがもみそのばし)」徒歩3分
- 市バス(系統:北3)「御園口町(みそのぐちちょう)」徒歩1分
駐車場
30分100円。入庫は6:00 〜 22:00の間のみ(出庫は24時間)。
上賀茂神社の基本情報
- 名前:かみがもじんじゃ / kamigamojinja
- 創建:678年?
- 祭神:賀茂別雷大神
- 公式情報:https://www.kamigamojinja.jp
- 観光エリア:上賀茂・北山・下鴨
- 住所:〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339( →地図でみる)
- 受付時間:5:00 ~ 17:00(社務所8:00 〜 17:00)
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:30分 〜 1時間