旧三井家下鴨別邸の概要
明治維新と共に三井家は主な活動の地を松阪、京都から東京へ移し三井財閥、ひいては現在の三井グループを築くこととなる。
しかし京の街は三井家発祥の地である松阪と並ぶ所縁の土地であり、明治四十二年(1909)には三井家の祖霊社の顕名霊社(あきなれいしゃ)が下鴨神社の参道のあたりに遷座した。
旧三井家下鴨別邸は、三井北家十代 三井八郎右衛門 高棟が祖霊舎に参拝する三井十一家共有の別荘として大正十四年(1925)に建立したものである。
建物はもともと木屋町三条にあった三井家の別邸で、移築に際し玄関棟が増築されている。
戦後は国の所有物となり平成十九年(2007)まで近くにある京都家庭裁判所職員の宿舎として活用されていた。
旧三井家下鴨別邸の見どころ
大正時代のお屋敷と庭園
旧三井家下鴨別邸は大正時代までに完成した当時の富裕層の大規模邸宅であり、その暮らしぶりを垣間見ることができる。
庭園はひょうたん型の池に橋をかけ、鞍馬石を配置した池泉回遊式庭園となっている。
建物内で抹茶などを注文しながら眺めることも可能。
通年公開されているが、特別公開期間は非公開の二階に上がることができる。
また7月下旬に行われる下鴨神社のみたらし祭りにあわせてライトアップも行われている。
旧三井家下鴨別邸 写真撮影の注意事項
展示資料は撮影禁止。
旧三井家下鴨別邸の混雑
空いている日が多い。
旧三井家下鴨別邸のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒606-0801 京都府京都市左京区下鴨宮河町58番地2( →地図でみる)
- →現在地から旧三井家下鴨別邸の経路を表示
- →京都駅から旧三井家下鴨別邸の経路を表示
電車 バス
- 京阪線「出町柳駅」徒歩5分(出町柳バス停もあり)
- 市バス(系統:5、37、205)「葵橋西詰」徒歩5分
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
なし。
河原町通近辺にあるコインパーキングなどを利用。