車折神社の概要
車折神社は、平安時代後期の儒学者 清原頼業(きよはらのよりなり)の没後に建立された廟所にはじまるとされる。
頼業は深い学識と実務能力から九条家の祖 九条兼実に仕え重用されるなど大変に優れた人物であった。
鎌倉時代に後嵯峨天皇が嵐山へ行幸した際、頼業の廟の前で牛車が動かなくなってしまったが、この時に天皇が廟の門の右にあった石を「車折の石」と呼んで正一位 車折大明神の神号を授けたことから現在の社名となったという。
車折神社の見どころ
祈念神石
創建の由来から車折神社では石への信仰が篤く、持ち歩くと願いが叶うという「祈念神石(きねんしんせき)」入のお守りが授与される。
願いがかなった後に倍の数の石を返納する石塚もある。
芸能神社
車折神社は境内にある摂社 芸能神社が有名で数多くの有名芸能人が奉納した玉垣に囲まれている。
玉垣はプロ、アマチュア問わず誰でも奉納できるが、本人、または委託を受けた人のみの受付となりファンなどが勝手に納めることはできない。
5月の三船祭
毎年5月の第3日曜日に嵐山 大堰川一帯で催される「三船祭」は車折神社の祭りである。
御祭神 清原頼業の時代の船遊びを再現する行事で、毎年清少納言役の女性が一人選ばれる。
8月の万灯祭
車折神社では、毎年8月の14日 〜 16日に万灯祭が行われる。祭り期間も入場は無料。
お盆の時期に戻ってきた神霊に願い事を書いた紙灯籠を奉納して成就を祈願する。
桜
御祭神 清原頼業が桜を好んでいたことから、車折神社の前身となる廟所が建てられた頃より多くの桜が植えられ「桜の宮」とも称されていたという。
境内は現在も早咲きから遅咲きまで数本の桜があり、春には境内に色を添える。
ご利益 願掛け
- 開運
- 厄除け
- 金運
- 商売繁盛
- 恋愛成就
- 合格祈願
- 芸能上達
など
車折神社 写真撮影の注意事項
特になし。
車折神社の混雑
空いている日が多い。
車折神社の御朱印
300円。芸能神社の御朱印もある。
車折神社のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23( →地図でみる)
- →現在地から車折神社の経路を表示
- →京都駅から車折神社の経路を表示
電車 バス
- 嵐電「車折神社(くるまざきじんじゃ)駅」徒歩すぐ
- 市バス(系統:11)「車折神社前」徒歩すぐ
- 京都バス(系統:62、63、66、72、73、76、77、86)「車折神社前」徒歩すぐ
駐車場
南側に無料の駐車場がある。社務所より早い16:30閉門なので注意が必要。
8月の万灯祭の期間も駐車場は夕方に閉鎖される。
車折神社の基本情報
- 名前:くるまざきじんじゃ / kurumazakijinja
- 創建:不詳 / 平安時代後期
- 祭神:清原頼業
- 公式情報:http://www.kurumazakijinja.or.jp
- 観光エリア:嵐山・嵯峨野
- 住所:〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23( →地図でみる)
- 電話:TEL:075-861-0039
- 受付時間:境内自由 / 8:30 ~ 17:30(駐車場は16:30まで)
- 拝観料:境内参拝無料
- 所要時間の目安:30分