勧修寺の概要
勧修寺は昌泰三年(900)に醍醐天皇が奈良 東大寺の承俊を開山として創建した。
その目的は若くして亡くなった母 藤原胤子(ふじわらのいんし / たねこ)の追善供養のためであった。
もともとこの地には胤子の祖父 宮道弥益(みやじのいやます)の邸宅があり、境内の氷室池は勧修寺創建時にとりこまれた。
十五世 寛胤法親王(かんいんほっしんのう)が入寺して以降門跡寺院として繁栄し、山科門跡とも呼ばれる。
応仁の乱(1467 〜 1477)で焼失した後、江戸時代に皇室、江戸幕府双方の支援を受けて再興された。
本堂、書院、宸殿はいずれも江戸時代前期に天皇の旧殿や仮内侍所を移築したもの。
観音堂は昭和6年(1931)の再建である。
なお寺名は「勧修寺(かじゅうじ)」だが、住所や地名は「かんしゅうじ」と読む。
勧修寺の建物内部は毎年桜の季節に特別公開されます。
勧修寺の見どころ
氷池園のハスと睡蓮
勧修寺の池泉回遊式庭園は「氷池園」、「氷室園」と呼ばれる。
氷室の池は平安時代の創建以前から存在する古池であり、7月にはハスや睡蓮が咲く名所として知られる。
水戸黄門として知られる水戸光圀が寄進した勧修寺型灯籠のユニークな形も有名。
観音堂と桜
観音堂の周囲には桜があり、桜のシーズンにあわせて建物内部が特別公開される。
建物内部では、尾州ひのきで作られた左右対称の勧修寺棚、土佐光起、土佐光成らによる襖絵、醍醐天皇の等身大とされる本尊 千手観音を鑑賞できる。
勧修寺 写真撮影の注意事項
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特になし。
勧修寺の混雑
平時は空いている日が多い。
桜の季節は混雑する。
勧修寺の御朱印
300円。
勧修寺のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒607-8226 京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27−6( →地図でみる)
- →現在地から勧修寺の経路を表示
- →京都駅から勧修寺の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄 東西線「小野駅」徒歩5分
- 京阪バス「勧修寺」徒歩すぐ
バス1日乗車券の対象エリア外です。「地下鉄・バス1日乗車券」ならば対象エリアに含まれます。
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
お寺の入り口に無料の駐車場がある。