醍醐寺|【世界遺産】

醍醐寺 仁王門と桜

醍醐寺の概要

醍醐寺は、貞観十六年(874)に聖宝(しょうぼう、理源大師とも)が醍醐山の上に庵を結び、二体の観音像を祀ったのにはじまる。

延喜七年(907)に醍醐天皇の勅願寺となり山上に薬師堂が建立され、後を継いだ朱雀天皇、村上天皇の時代に山の麓から山上まで広範囲にわたる大伽藍が築かれた。

現在、醍醐寺の始まりの地である山上は「上醍醐」、山裾は「下醍醐」と呼ばれている。

室町時代には足利義満らの帰依も受けて繁栄していたが、応仁の乱(1467 〜 1477)で焼失、荒廃してしまった。

その後、当寺を篤く信仰する豊臣秀吉や醍醐寺 八十代 義園の尽力によって再興。

明治維新の後も苦しい時代が続いたが、貴重な建築物、膨大な数の寺宝を守り続け現在へ受け継いできた醍醐寺は平成六年(1994) ユネスコ世界遺産に登録された。

昔は伽藍、霊宝館、三宝院の個別拝観だったが、現在は3ヵ所セットの入場券のみ購入できる。上醍醐は別料金である。

醍醐寺の見どころ

五重塔をはじめとする国宝建築物の数々

国宝に指定されている醍醐寺の五重塔は天暦五年(951)に醍醐天皇の菩提を弔うために建立された。

塔は応仁の乱でも奇跡的に焼失を免れ、京都に現存する最古の木造建築物となっている。

その他、上醍醐にある享保六年(1434)造営の清瀧宮拝殿、保安五年(1124)に建立された薬師堂など、応仁の乱以前の建物がいくつか現存している。

本堂である金堂は慶長五年(1600)に移築したものだが、元は和歌山県の満願寺の本堂であり平安時代後期に建てられたものという。

醍醐寺 国宝の金堂

朱色の西大門(仁王門)は豊臣秀頼による再建。

醍醐寺 仁王門のライトアップ

なお上醍醐までは片道1時間ほどの登山になるので、上まで登るつもりであれば歩きやすい服装と靴が必須。

霊宝館に蔵められた寺宝

醍醐寺 霊宝館と桜

醍醐寺は10万点以上の寺宝を所有しており、そのうちの約7万点が国宝に指定されている。

昭和十年(1935)に開館した霊宝館では間近で仏像や絵画、工芸品を鑑賞できる。

桜の名所で醍醐の花見

醍醐寺 境内の桜

醍醐寺、および三宝院は豊臣秀吉が「醍醐の花見」を楽しんだ地として著名であり、桜の季節は多くの参拝客で賑わう。

醍醐寺 五重塔と桜

夜間特別拝観 紅葉ライトアップ

醍醐寺 弁天堂と無量寿苑の紅葉ライトアップ

醍醐寺では、秋の紅葉シーズンにライトアップを実施。

昼夜入れ替え制で料金は1000円。受付時間は18:00 〜 20:10。入場券は公式サイトで事前購入ができるので先に入手しておくとよい。

醍醐寺の夜間特別拝観では金堂、観音堂で仏像を鑑賞できるほか、御朱印も書いてもらえる。

ライトアップは年によって行われない可能性があります。必ず最新情報を確認してから訪問してください。

三宝院

醍醐寺の境内には三宝院という塔頭寺院がある。

豊臣秀吉が基本設計したという庭園、仏師快慶 最高傑作とも称される弥勒菩薩、天下の三名棚の一つ「醍醐棚」など多くの見どころがあり、醍醐寺と共通料金で拝観できるので必ず立ち寄っておきたい。

醍醐寺 写真撮影の注意事項

醍醐寺 弁天堂と無量寿苑

桜の季節は三脚禁止。

お堂内部、仏像、霊宝館は撮影不可。

醍醐寺の混雑

境内は広いので、平時はさほど混雑が気になることはない。

桜、紅葉、ライトアップのシーズンはかなり混雑する。

醍醐寺の御朱印

醍醐寺の御朱印

300円。種類は複数あり、観音堂で授与される。

醍醐寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 地下鉄 東西線「醍醐駅」徒歩10分
  • 京阪バス「醍醐寺」、「醍醐寺前」徒歩すぐ
バス1日乗車券の対象エリア外です。「地下鉄・バス1日乗車券」ならば対象エリアに含まれます(JRバスは1日乗車券の対象外なので注意が必要です)

駐車場

広い有料駐車場がある。1日1000円。

醍醐寺の基本情報

醍醐寺 総門と桜

  • 名前:だいごじ / daigoji
  • 創建:874年
  • 山号:深雪山
  • 開山 / 開基:聖宝
  • 宗派:真言宗醍醐寺派総本山
  • 本尊:薬師如来
  • 公式情報:https://www.daigoji.or.jp
  • 観光エリア:山科・醍醐寺
  • 住所:〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22( →地図でみる
  • 受付時間:9:00 ~ 16:00(12月 〜 2月は15:30)
  • 拝観料:800円 / 桜・紅葉シーズンは1500円 / 上醍醐 600円
  • 所要時間の目安:1時間30分 〜