岩屋寺の概要
平安時代、岩屋寺は天台宗の寺院で比叡山三千坊の一つだったとされるが詳しい創建年代は不詳。
近くにある山科神社の神宮寺だったとも伝わる。
忠臣蔵で有名な赤穂義士 大石内蔵助の隠棲地として知られ、大石寺という別名がある。
大石は討ち入りを成功させたあとこの地にあった邸宅や田畑をすべて岩屋寺に寄進したが、その後長年にわたり荒廃していた。
嘉永年間(1848 〜 1854)に京都の町奉行 浅野長祚らの寄付によって再興され現在に至る。
岩屋寺の見どころ
大石内蔵助の念持仏と遺品
岩屋寺の本尊 不動明王は智証大師作と伝わり、大石内蔵助の念持仏でもあったという。普段は秘仏だが12月14日から1月28日まで開帳される。
また本堂内には大石内蔵助ら浪士たちの羽織、位牌なども祀られている。
討ち入りの日である12月14日には山科義士祭が催され、赤穂浪士に扮した義士行列が岩屋寺を訪れる。
枝垂れ桜
岩屋寺の境内にはすぐ近くの大石神社と同じく一本の大きな枝垂れ桜がある。
ただソメイヨシノより早咲きの品種として知られる枝垂れ桜の名所の中でも最盛期を迎えるのがかなり早い。
座禅会
岩屋寺では毎月第四日曜日の14時から15時まで無料の坐禅会を実施。
予約は不要で誰でも参加できる。
岩屋寺 写真撮影の注意事項
本堂内部は撮影不可。
岩屋寺の混雑
空いている。
岩屋寺の御朱印
300円。
岩屋寺のアクセス
住所と地図、経路のリンク
- 〒607-8308 京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町96( →地図でみる)
- →現在地から岩屋寺の経路を表示
- →京都駅から岩屋寺の経路を表示
電車 バス
- 地下鉄 東西線「椥辻(なぎつじ)駅」徒歩25分
- 京阪バス「大石神社」徒歩5分
バス1日乗車券の対象エリア外です。「地下鉄・バス1日乗車券」ならば対象エリアに含まれます。
バス時刻表、路線図の公式リンク
駐車場
参道に無料の駐車場がある。