京都市 高雄山 神護寺周辺のおすすめ紅葉名所を紹介します。
「京都の紅葉は神護寺(高雄)から始まる」といわれ、市の中心部より紅葉の見頃が早く例年11月中旬ごろが最盛期となるため参拝時期には注意が必要です。
高雄山 神護寺周辺のおすすめ紅葉名所
神護寺の紅葉
神護寺は伝教大師 最澄や弘法大師 空海らも入寺した高雄山寺を前身とする由緒正しき名刹。
山を切り開いて造営された境内は紅葉の名所として知られ、昔から通の間では特に「神護寺の赤」は素晴らしいと評判。
金堂に安置されている本尊の薬師如来は平安時代初期の彫刻で表情や衣装の模様が後世のものとは全く異なる意匠をしており、国宝の指定を受けています。
神護寺までは最寄りのバス停から徒歩約20分、駐車場から徒歩約15~20分ほど石階段を延々と登る必要がある。
革靴、サンダル、ヒールなどは避け、歩きやすい靴と服装で参拝したほうがよい。
- 住所:〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5( →地図でみる)
- 受付時間:9:00 ~ 16:00
- 拝観料:600円
- 所要時間の目安:1時間 〜 1時間30分
高山寺(世界遺産)の紅葉
高山寺は奈良時代末期に光仁天皇の勅願によって創建されたと伝わる古刹。世界遺産。
鎌倉時代初期に建立された石水院は国宝の指定を受けており、眼下に見下ろす紅葉は絶景。
また漫画の起源とも称される有名な「鳥獣人物戯画絵巻(国宝)」は当寺に伝わる寺宝です(博物館に寄託しており現在展示されているのはレプリカ)。
- 住所:〒616-8295 京都府京都市右京区梅ケ畑栂尾町8( →地図でみる)
- 受付時間:8:30 ~ 17:00
- 拝観料:境内自由(10月と11月は入山料500円) / 石水院 800円
- 所要時間の目安:1時間
西明寺の紅葉
西明寺は弘法大師 空海の弟子 智泉によって神護寺の別院として創建された寺院。
境内はさほど広くないものの四季折々の景色が楽しめることでしられ、秋にはもみじが色づきます。
本尊は運慶作と伝わる清凉寺式の釈迦如来。
- 住所:〒616-8291 京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町1( →地図でみる)
- 受付時間:9:00 ~ 17:00
- 拝観料:500円 / 紅葉シーズン以外は境内の参拝は無料で本堂内部の拝観のみ有料
- 所要時間の目安:30分
岩戸落葉神社の紅葉
岩戸落葉神社の詳しい由緒はわかっていませんが、平安時代前期にはすでに存在していたとされる長い歴史をもつ社です。
社名の通り、11月中旬頃には紅葉した境内の大きなイチョウによって真っ黄色の落ち葉の絨毯が敷かれます。
神護寺や高山寺から車で15分ほどのところにあります。公共交通機関の最寄りはJR西日本バス「小野郷」ですが、バスの本数が少ないため時刻表を確認して行きと帰りで待ち時間が少なくなるような時間帯を選ぶ必要があります。
- 住所:〒601-0132 京都府京都市北区小野下ノ町170( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由
- 拝観料:無料
- 所要時間の目安:15分
平岡八幡宮 花の天井の特別公開
平岡八幡宮は弘法大師 空海が神護寺の鎮守として創建した京都で最も古い八幡宮。
秋には社殿内陣にある四十四枚の花が描かれた「花の天井」が特別公開されます。
京都市中心部から神護寺方面へ向かう途中にあるため、ぜひ一緒に参拝しておきたい名所です。
花の天井は写真撮影禁止。
また特別拝観は宮司による境内解説(約40分)となるため、花の天井だけを鑑賞することはできません。
- 住所:〒616-8271 京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23( →地図でみる)
- 受付時間:境内自由 / 10:00 ~ 15:30(社務所)
- 拝観料:境内自由 / 花天井の特別拝観 800円
- 所要時間の目安:15分 / 花天井の特別公開は45分ほど
京北の紅葉名所
常照皇寺の紅葉
常照皇寺は京北にある桜で有名な寺院ですが、方丈庭園ではひっそり紅葉が楽しめます。
ほとんど人がいない穴場。
高雄 神護寺の周辺からはやや距離がありますが、ほとんど信号がないためドライブやツーリングがてら一緒に参拝するのがおすすめです。
- 住所:〒601-0313 京都府京都市右京区京北井戸町丸山14−6( →地図でみる)
- 受付時間:9:00 ~ 16:00
- 拝観料:500円 / 受付は無人の日があるため小銭が必要
- 所要時間の目安:30分 〜1時間